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5月としては比較的暑い日々が続きますが、
薬用人参はその 暑さ にもお勧めです。
実際、夏バテ・暑気あたりに用いられる漢方方剤、
清暑益気湯や生脈散にも人参は含まれます。

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漢方の古典「医学六要」には
夏月には病むことがなくても、只だ宜しく補剤を服すべし。
陽気は悉(ことごと)く外に発するに以り、からだの内が虚する也

と記されています。

陽気にはいろいろな解釈がありますが、ここでは 活発さ が適しているかと。
すなわち暑い時期の身体は活動が活発ですが、同時に活発だからこそ消耗が激しく、
その消耗は身体の消耗、身体機能の消耗、そして気の消耗へと通じていきます。

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例えば、暑さが激しくなると身体は汗をかきますが、汗をかくことは脱力感も伴います。
汗は体液が転じたものですが、之をかく(=発汗する)のは身体の機能。
そして身体の機能が活発になるときは、裏では気(=エネルギ)も消耗しやすく、
(ちなみに、汗をかくときに消耗するのは心気)、
それに対して、人参の出番という訳です。


人参は夏の暑い時期に用いれば、
活発な陽気(=身体活動)の裏で消耗していく気を補います。
ですが一方で、冬の寒い時期に用いると、気を養い、寒さで弱まる陽気を高めます。
そのようにして、かたや虚損を防ぎ、かたや拡充を図るのが人参の働きです。

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ちなみに東洋思想には
陰が極まれば陽に変ず、すなわち陰中の陽。
陽が極まれば陰に変ず、すなわち陽中の陰。

という考えがあります。
当然に東洋医学も、この考え方を継承しており、
活発さにあって消耗していくことはその陽中の陰に、
低調さにあって盛んになることは陰中の陽に当たります。
そして人参はそんな「陽中の陰」と「陰中の陽」を支えるという面からも、
とても重要な働きを持っています。


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