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今回も前回同様
当店に日々寄せられる質問に答えていくコーナーです。
ネタ切れだから質問コーナーというわけでないですよ(汗

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Q3.漢方系のサイトとかで、よく「証」ってあるんだけど、あれは何?

「証」とは、簡単に言えば体質のことなのですが
厳密にいえば、西洋医学で言われる「診断名」に近い代物です。

西洋医学での「診断名」が、東洋医学での「証」とお考え頂ければ
分かりやすいかと思います。
ちなみに、「証」は、漢方に限らず、鍼灸でも、この考え方を使います。

この「証」ですが
日本漢方流派での「証」
中医学流派の「証」
古典漢方医学流派の「証」と・・・

大きく分けると3つの流派に分かれており
それぞれにおいて、若干考え方に差があります。

ですから、例えば漢方薬局などで
『「脾虚体質」って本で調べたら書いてたんやけど、どんな漢方薬が良いの?』
と聞かれても、その流派の違いで、脾虚の定義も違ってきますから
本などで調べた証で漢方薬を購入しようという
安直な買い方は、要注意です。

ちゃんと勉強をしている漢方薬の専門家に相談の上で
漢方薬はご購入いただけるのが一番だと思います。


Q4.漢方と鍼灸、どっちが良いの?

結論から言えば、どっちもやるのが一番です。
あ、答えになってない。。。

漢方薬は、「証」に基づいて、身体の中から病気を改善しようというお薬です。
鍼灸は、「証」に基づいて、身体の外から病気を改善しようという治療法です。

この事から
鍼灸は、主に筋肉・神経などが原因となっている可能性が高い疾患が
得意分野となります。
逆に漢方薬は、内臓・血管などが原因となっている可能性が高い疾患が
得意分野となります。

例えば、坐骨神経痛という診断名を受けた患者さんの場合
坐骨神経そのもの(腰椎などの骨部分)が原因である可能性が一番目
坐骨神経に関わる筋肉が原因である可能性が二番目
坐骨神経に関わる血流が原因である可能性が三番目
滅多に無いでしょうけど、坐骨神経に関わる内臓が原因である可能性が四番目
と・・・西洋医学では、そう捉える形になります。
(ちなみに東洋医学では神経の概念が他の考え方となります)

神経・筋肉が原因である場合は、鍼灸の方が有効だと思います。
血流・内臓が原因である場合は、漢方の方が有効だと思います。
ただし、長期間その病気で悩んでいる場合は
原因が一つであるという事は殆どありませんので
全体を治していく方が良く
結果として、『どっちもやるのが一番♪』という事になるわけです。


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