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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

こんにちは:D

誠心堂薬局船橋店 関根です!

今回は、耳鳴りについてお話ししたいと思います。

耳鳴りのことで漢方治療をお求めになる方は多く、当店でもご相談が寄せられています。
病院で、治療を行っても改善しないというケースや完治は難しいと説明を受けられる方もいらっしゃいます。
西洋医学での治療で難しくても、漢方薬の服用により症状が軽減するケースもあるため、漢方治療を試してみる価値はあると思います。
ただ、中には根治が難しいのもありますので、どのような状態になっているのかを見ていく必要があります。

ここで耳鳴りとは何か?をご説明いたします。

耳鳴りは、本来ないはずの音が聞こえたり、静かなところでより一層強く感じられたりするもので、耳の病気のなかでもよく見られる症状のひとつです。
周囲の音ではなく、耳の中で発生している雑音のことを言います。
一般的に難聴と同時に現れることが多く、聴覚異常や聴力低下をともなうことがあります。
耳鳴りには①一定のリズムで脈打つタイプのものと、②一定の音でリズミカルではないタイプのものがあります。

①は、高血圧や動脈硬化などにより起こります。また内耳腫瘍や脳動脈瘤などが関与していることもあります。
②は、メニエール病や中耳炎・外耳炎などの感染症があります。また自律神経の乱れや更年期におけるホルモンバランスの変化も影響します。

耳鳴りの原因は複数絡んでいることが多いです。
一つ一つの原因に対してケアしていく事が必要です。
そのため長引く耳鳴りであるほど、治療・根治が難しい症状です。


西洋医学では耳鳴りを直接治す薬はなく、耳鳴りを悪化させる要因には個人差があり、診断をした上で人それぞれに応じた方法で治療することになります。
内耳機能を改善するような薬、抗不安薬・自律神経改善薬などが使われることが多いです。
また、生活習慣の見直しやストレスコントロールなどの養生も必要です。


では、漢方ではどのような方法でみていくのか?
中医学において、耳は五臓のうちの“腎(じん)”と密接な関係にあります。
腎は、生命エネルギーの源である精(せい)を蔵して発育・成長・老化を司り、その良し悪しが耳に反映するとされています。
そのため、加齢にともない精が減ると、耳鳴りになりやすくなります。

突発的に起こる耳鳴りでは、五臓のうちの“肝(かん)”と深い関係があります。
精神的緊張や強いストレス、怒りなどにより肝の働きがスムーズに流れなくなると、頭や顔面部に炎症が生じ、耳鳴りが起こりやすくなります。
耳鳴りは突発的に始まり、音は大きく、ストレスを感じると悪化するのが特徴です。

中医学的に体質を絞り込んでいき、
風熱体質の方(人体に悪影響を与える自然環境の変化による風邪)

肝火上炎体質の方(ストレスにより熱が生じて自律神経の働きが乱れる)

気血両虚体質の方(体に必要なエネルギーや血不足)

腎精不足体質の方(加齢や虚弱体質)

痰濁中阻体質の方(水分代謝が悪い)

上記のような体質を相談の中で判断し、適切と思われる漢方を検討していきます。


以上です。


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