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こんにちは。みどり薬局の浅上です:)
今回は予告通り、気管支喘息の〈実践編〉をお届けします。

「気管支喘息を治す」とは「喘息発作を起こさない身体にする」ことです。
そのためには、お薬での予防や治療だけではなく、普段の生活から免疫力を高めて自然治癒力をつけることが大切です。
今日は、食事・運動・漢方の三方向から有効な対策をお伝えします。

食事
食事は偏りなくバランスよく取ることが大切です。
食べ過ぎを避け(特に夕食は軽めに)、煙草、お酒、コーヒーや香辛料などの刺激物は控えめにしましょう。

⚫︎カルシウム
カルシウムは、粘膜の修復に欠かせない栄養素の1つです。乳製品の他、干物・乾物やまるごと食べられる魚介類にも多く含まれているので、積極的に取り入れましょう。
また、中学生になるまで甘いお菓子はできるだけ控えましょう。お菓子を食べると、粘膜の修復に必要なカルシウムを糖分の吸収のために使ってしまうので、腫れが長引き治りを遅らせてしまいます。
(同様に、甘い物は風邪の炎症も長引かせるのでご注意を!)

⚫︎上半身の冷えに注意
冷たいアイスクリームやジュース、ビールを一気に摂らないようにしましょう。また、18:00以降に水分を摂り過ぎると、身体に残った水分が夜中の喘息発作の引き金になりますのでご注意下さい。

⚫︎発作時の食事
発作が出ている時は、ムリに食物を摂ると嘔吐を催すことがあります。口が渇く時は、刺激のない白湯などを少量摂りましょう。病状によりますが、食事でお腹が張って息苦しい場合は消化吸収の良いものを少量ずつ何回にも分けて摂りましょう。

運動
発作のない時は、積極的に身体を鍛えておくことが大切です。

⚫︎乾布摩擦
風邪をひきにくくなり、薄着にも強くなります。続けることで精神的にも規則正しい生活の基礎になります。
さらに、喘息発作の予防にもなり、再発を防ぎます。

⚫︎ぜんそく体操
腹筋・背筋を鍛え腹式呼吸を上手にするための体操です。喘息発作も軽いうちなら深呼吸で治せることもありますので、上手な呼吸を身につけるためにぜひ行ってみましょう。
やり方については、下に写真を貼っておきますね。パンフレットを写真で撮ったものなので見辛く申し訳ありませんが、少しでも伝われば幸いです。
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【ぜんそく体操】誰でも簡単にできます!

漢方
みどり薬局では、気管の緊張を取り、粘膜を整えて炎症を抑え、体質改善を促す働きの漢方薬を用います。発作が起こりやすい間は、それと一緒に発作を止めて起こりにくくしていく錠剤タイプの漢方薬も用います。どちらも始めは1日3回で、徐々に2回、1回と減量し最終的にはお薬なしで様子を見られている方が多いです。
その他、食事では十分に摂りきれない栄養補給として、気管支粘膜を丈夫にし抵抗力をつけるアミノ酸製剤や、粘膜の乾燥を防ぐビタミンAの入ったお薬などもおすすめです。



いかがでしたでしょうか?
食事に関しては、お子様にとって可哀想な注意点もありますが、子供の喘息は心と身体をたくましく、イキイキと育ててあげると治りやすいです。
"病は気から"と言いますが、特に喘息では心理的要素も大きく関わります。過労にならないよう気をつけ、睡眠を充分にとって規則正しい生活を送っていきましょう。


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