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年の瀬

和漢薬舗 東洋堂 稲垣薬局 (東京都武蔵野市)

クリスマスも終わり、師走、年末、慌ただしくなる季節、みなさまいかがお過ごしでしょうか。周りの雰囲気に流されて気持ちだけがバタバタ、そわそわなんてことも。胃腸炎が流行っているというのが何より心配ですね。どうぞお体ご自愛下さい。お店は12/31まで営業、風邪薬を常備しておきたい方、板藍根、銀翹散、葛根湯などの錠剤タイプや短い日数での粉薬の調合もしています。お気軽にお立ち寄り下さい。

●●今日のコラム「漢方薬の始まり」●●
張仲景という人物が著し、中国最古の臨床医学書と言われる「傷寒論」。傷寒論では、中風という比較的良性の風邪に使われ、たった五味からなる薬方「桂枝湯」がその最初を飾っています。「桂枝」はお菓子などで使うシナモン、「芍薬」は観賞用のお花、「生姜」はスーパーで売られているショウガ、「大棗」はナツメの果実、「甘草」は醤油やソースなどの甘味料です。こうして見ると芍薬以外は食材として使われています。傷寒論では、この「桂枝湯」のほんの一、二味の加減で、他の薬方では全く代用がきかない薬方が、二十数処方あります。一味として無駄な材料、つまり薬味を使っていないのです。一つ一つの薬方が、相当数の臨床経験を積み重ねた結果編み出されたものだと考えられています。桂枝湯は現在でも通用する素晴らしい漢方薬の1つであり、人間の身体の生理は張仲景がいた二千年前と変わっていないという事を感じさせられます。

どうぞ良いお年をお迎えください。何より皆様の健康をお祈りしております。
来年も東洋堂稲垣薬局を宜しくお願いします:)


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