昨日の愛媛新聞に夜尿症について書かれていました。
夜尿症とは、5歳を過ぎても週に数回以上おねしょを繰り返すことをいいます。
原因として、
・夜間の尿量を抑える抗利尿ホルモンの分泌不足で多量の尿がつくられてしまう
・通常は夜になると増える膀胱の容量が小さいままで尿があふれてしまう
・ストレス
などが挙げられます。
現在、抗利尿作用をもつ「デスモプレシン酢酸塩水和物」の錠剤があり、口の中で簡単に溶け、子供でも服用しやすいようです。
水分制限などの生活指導で改善しなければ、この薬の投与か、アラーム療法と呼ばれる非薬物療法のいずれかを選ぶ手順が提唱されており、薬の利便性に加え、病型分離の難しさがなくなり、夜尿症に取り組む開業医も増え始めています。
夜尿症は治せます。
親子で悩みを抱え込まずに相談を
と書かれていました。
夜尿症は現代医薬に限らず、漢方でも改善することができます。
夜尿症の子供の多くは虚弱で筋肉のしまりが弱いことがあり、その場合、小建中湯で体を丈夫にすれば改善されます。
小建中湯には水あめが入ってるので味は甘く飲みやすい処方です。
その他にも
神経質のタイプには柴胡桂枝湯
喉が渇いて水分を多くとるタイプには白虎加人参湯
など、体質や症状で処方を使い分けます。
ご相談ください。