たまに聞かれるのが、どういう食事をするのが良いですかという質問。
5大栄養素をバランス良く食べる、30品目食べるといったことをよく聞きます。
誰もが聞いたことを言ったとてなのよね。
なので、一日を通して5つの味を味わうような食事をするよう心掛けてくださいと言っています。
5つの味とは酸味、苦味、甘味、辛味、塩辛い味です。
辛味は味覚ではなく、痛覚だなんて言われてますが、そこは大目に見てください。
五行説によると、これら5つの味は五臓と関係があり、酸味は肝、苦味は心、甘味は脾(胃腸などの消化器系)、辛味は肺、塩辛い味は腎に作用すると言われています。
これらの味をバランス良く摂ることで、五臓のバランスも保たれ、健康でいることができます。
ここで勘違いしないでほしいには、これらの味は調味料で味付けされた味ではなく、食材本来の味を感じることが大切なのです。
つまり薄味で仕上げられたものを食べるということです。
濃い味に慣れた現代人からすると、薄味は物足りない、美味しくないと感じてしまうかもしれませんが、何かを得るためには何かを捨てる覚悟がなければいけません。