いしだあゆみさんが甲状腺機能低下症のためにお亡くなりになられました
ご冥福をお祈りいたします
甲状腺機能低下症とは
甲状腺は新陳代謝を盛んにするホルモンを作るところです
甲状腺に慢性的な炎症が生じることで徐々に甲状腺が破壊されていくことで甲状腺ホルモンの分泌が十分にできなくなって、甲状腺機能低下症となります
甲状腺機能低下症によって現れる主な症状は
疲労感、やる気がなくなる、眠気が強い、むくみ、寒がり、食欲減退、食欲減退して食べる量は減っても消費エネルギーも減るため体重増加、便秘、脱毛
などが現れます
漢方では、胃腸が弱い状態である脾虚、気が不足している状態である気虚、血が不足している状態である血虚、水の巡りが悪く停滞している状態である水滞、体を温める力が弱い状態である陽虚などとして漢方薬を使うことになりますが
最も重要なのは脾(胃腸などの消化器系)
胃腸が弱いと食べたものをエネルギーに変えることができにくいというのは分かるかと思いますが、漢方では気・血・水ですね
これらの生成が十分にできなければ話にならない
気が十分でなければ、血を巡らせることができず、また自身を温めるための熱産生もままならない
血が十分でなければ細胞に栄養が十分に満たされないため、細胞が元気にならない
脾の働きが不十分だと水の運搬もままならず、水の停滞を招く
など、脾の状態は気・血・水すべてに影響を与えます
また、消化吸収がうまくいかないということは、薬を吸収して効果を発揮させる力も弱るということです
どんな良い薬も発揮できなければ意味がない
ということで、胃腸の状態があまり良くない人は、それ以外の症状で酷く困っていても胃腸を優先させます
胃腸の機能を整えてあげることで困ってる症状が取れるなんてこともあります
これは甲状腺機能低下症に限らず、全てにおいてです