手汗や脇汗など緊張からくる汗に対しては主に柴胡が入った柴胡剤を使うことが多くなります
現代医学では、過度の緊張は自律神経の乱れで交感神経が優位な状態が長く続いている状態としてとらえられていますが、東洋医学では自律神経は肝と深い関係があるとしています
肝の機能を整えることで自律神経を整え、緊張体質を改善していきます
肝といえば柴胡というくらい、よく柴胡剤が使われます
柴胡・芍薬の組み合わせは抗ストレス作用があるなんて言われてますので、ストレスが絡んでいるとついついこの組み合わせを使いたくなります
柴胡剤に気の巡りを良くする理気剤を加えることもあります
いや、むしろ加えた方がよく効くと私は思います
精神を落ち着け、汗を止める作用がある竜骨牡蛎なんかが入ってるのも良いですね
この場合、臍の上を触ると拍動を感じることや、音に敏感だったり、驚きやすいというのも使うポイントになります