インターネットというのは非常に便利なもので、知りたいことがあれば即調べられて良いですよね。
この症状にはこの漢方薬というように丁寧に書かれているサイトもあり、わざわざ相談しないで指名で購入されるお客様多くなりました。
売り手側も楽ですわ。
楽ですが、ネットに書かれてあることと自分の症状がピッタリ当てはまっていても、必ずしも合うとは限らないため、少しお話を聞いてみて、明かに違うなと思う場合は、何故合わないのか理由を説明した上で他の漢方薬を勧めるようにしています。
それでもという方にはとりあえずご自分の信じるものを試して、納得して頂くようにしてます。
これでネットの情報とは違ったからといって、ネットに書かれていることが間違いというわけではありません。
合っています。
ネットでよく見かけるのは、この漢方薬にはこういう症状がある人に使われると、症状が羅列されています。
羅列されている症状と自分の症状とが一致していれば、この漢方薬が合うんだなと思っちゃいますよね。
ここが落とし穴です。
症状が起こる原因というのが大事で、同じ症状でも原因が違えば使う漢方薬も違ってきます。
そして、一つの症状でもいくつかに分けられます。
例えば、「食欲がない」という症状
・お腹は空いているけど、食べれない
・お腹は空いてないけど、食べようと思えば食べられる
・お腹は空いてないから、食べれない
・不安や心配事などいろいろ抱えていて、食事が喉を通らない
・疲れすぎて食べる気力も湧かない
など、いろいろありますが、これらは全て「食欲がない」の一言で片づけられています。
細かく追及していく必要があり、そこまでしてようやく合う漢方薬を選ぶことができます。
ネットでは一つの症状ごとに細かく追及して書かれることはあまりないのではないでしょうか?
そこまでしていたら、膨大な量になり、なんのこっちゃ分からなくなりますからね。
ご自分で調べて試される場合、お気を付けください。