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			和の香り
			
			
				
					
						
							
								
									 
									~ようこそ、香席の世界へ~ 
								 
								
									
										香席のしつらえは、流派や席の構造に依って異なりますが、座を仕切る「香元(コウモト)」、一の客の「正客(ショウキャク)」、その他の参加者である「連衆(レンジュウ)」、香元の補佐を行い、記録を纏める「執筆(シッピツ)」の席順は変わりません。その雰囲気の一例をここではご紹介します。  
										香席での礼儀作法
										香席での所作や礼法・作法を知るには、流派によって異なるので、各々の香席や教室で指導を受ける以外にありません。
											  香席では、色々な香りを聞き分け判断するという微妙な行為を必要とする席ですので、茶道や華道にはない特別の決まりもあります。
											  連衆として、香席に入る以前の心得の幾つかを列記してみます。 
										
											- 化粧品などの匂いのあるものを身に付けないこと。
 
											- 席に入る日には、匂いの強い食事は避け、飽食・飲酒は慎むこと。
 
											- 指輪などの金属品は入席の前に外すこと。
 
											- 和装の時は白足袋を、洋装の時は白靴下を別に持参すること。
 
											- 小袱紗・懐紙・小扇子・筆記用具は準備し持参のこと。
 
										 
										 
											  ※ 香席での作法については、
											    香席や教室で実地に習って下さい。 
										記録紙について
										香席では最後に、後世に残す記録として、或は、聞香のトップの成績を挙げた連衆への褒美として、香元から「記録紙」を手渡す催式が行われます。その一例を次に示します。 
										記録紙の一例
											
   
										記録紙の基本形
											
   
										
										
										良く使われる用語
										今迄の各所の説明や、特に組香や記録紙の内容で良く使われる用語が出て来たと思いますので、その説明を少し・・・。 
										
											- 香元:香席の一切を取仕切る人。聞香の準備や出香も行う。
 
											- 執筆:香元を助け、記録の一切を行う。
 
											- 連衆:香席に侍る(はべる)客衆。
 
											- 試香:組香に出香される香りを前以って記憶する為に出される見本香。
 
											- 本香:香席での本番の香。
 
											- 木所:香木の種類(参照:六国五味)
 
											- 香銘:良い香木に特に付けられた名前(例:蘭奢待)
 
											- 香名:組香の題名(例:源氏香)
 
											- 証歌:出香の基となった和歌
 
											- 出香:香席での香の出し方や内容など
 
											- 名目:答の表現方法(「聞の名目」ともいう)
 
											- 下附:採点の表示方法
 
										 
										
									 
								 
								
								
								
								
								
								
							 
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