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さて、ここからは風邪の場合、実際に漢方医学ではどうするのか?
を説明していきましょう。

予め断っておきますが、これはただの一例に過ぎませんし
実際の臨床現場では、これら全てをせずとも
経験知識が豊富になればなるほど
簡便化出来るという先生も居ますし
経験知識が豊富であれば
問診だけで十分という先生や
その逆に、経験知識が豊富であれば症状を聞くこともなく
患者さんが悩んでいる全ての症状を的中させるという先生もいらっしゃいます。

あくまでも、これは私がやる場合・・・という意味ですので
くれぐれも他の先生と比べないようにしてくださいね。

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さて、風邪の人が来たら
まず最初に行うのは、その人を眺める相談
つまり、漢方医学で言うところの望診(ぼうしん)です。

望診からは様々な情報が手に入ります。

顔色が赤ければ、熱がある可能性がありますし
顔色が青ざめていれば、吐き気や胃腸の具合が悪いとか
食欲が無いかもしれないという情報が手に入りますし
目に力が無ければ
相当疲れていたり症状が重かったりする可能性がありますし
目に力があれば体力はある
または、精神的には病んでないことが分かりますし
相談室に入っていく歩行動作や
相談室での挙動だけでも
右足が痛いのか左腕が痛いのか
膝関節が痛いのか等も分かりますし
舌の状態を診れば
漢方医学的にどういう邪にやられているのかが分かります。

顔つきや年齢からは
その人の性格や精神状態を推察することも出来ます。
2代目からはよく言われました。
『人間40歳を超えたら顔に責任を持て』と。
それほど情報の宝庫です、顔って。

漢方医学では主に、顔を診る顔面診(がんめんしん)
舌を診る舌診(ぜっしん)がよく使われますが
身体の挙動や態度、目の状態からも色々な情報が読み取れる。
ですから、当店では必ず初回相談時は
来店して頂くようにしているわけです。

「何故初回相談時だけなの?」
「初回相談時以外はこういう情報はいらないの?」

本音を言えば、望診の情報が欲しい時もあります。
ただ、一度見ておけば、お薬を取りに来る際
初回との変化は分かりますし
皮膚の疾患の場合はともかく
他の場合は、症状の変化からでも
状態が良くなっているか否かは分かります。

ですから、2回目以降でも
お電話での相談だけではどうしても分からない場合のみ
一度来てもらうようにお伝えたりすることもあります。

漢方医学における望診の重要性
皆様にご理解いただけたでしょうか?


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