種まき用の土について
木目が細かく水はけがよく、保水性のよい土を3~4種類、等量を十分混合してください。
※肥料は入れなくてもかまいません。
※土を作るのが面倒な方は、園芸の土やハーブの土、または種まき用の土など、出来上がった土も売っているので利用しましょう。
※川砂又は粘土を3割前後混ぜるとシッカリとした根がつきやすくなります。
川砂について
川砂は小さな小石からできています。幼い植物にとって川砂は非常に重く安定した石なので、川砂の間に根を張ることで地上部を楽に安定させることができます。風による根への悪影響が軽減できます。
粘土について
粘土(プラスチック粘土や紙粘土などのように人工的に作ったものはダメです)は、砂を更に細かくしたような鉱物の一種です。確かに粘土だけでは隙間が無く、通気性が無く小さな植物にはよくありません。
しかし、粘土は川砂と同様の効果の他、保水能力や余分な成分を吸着する力が強く、また微量元素を含んでいて、意外な植物の成長を見れるときがあります。
園芸の土
現在、市販されている園芸の土の多くはプランターや植木鉢用としてピートモスやバーミキュライト、鹿沼土などの軽質の土が多く使われています。これは植物を植えた後のプランターや植木鉢を軽くして、移動しやすくするのに役立っています。土が軽いと大きくなる植物は倒れやすくなるので支柱などの対策が必要になります。
同じメーカーの同じ名前の土でもロットが変われば、土質も変わることがあるのでご注意
バットに土をすりきれまで入れ、バットごと振って土の中の隙間を減らしながら平たくならし、かまぼこ板のようなもので軽く土を抑えてバットの上部に約1cmのウォータースペースを作ります。
市販されている土にはピートモスやバーミキュライトなどカサが膨らむ用土が多く使われていますので、バットに土を入れて広げただけでは水をあげるたびに、土の表面の所々で陥没などの弊害が起こるのでご注意しましょう!
←今回は園芸の土を使いました。
種の袋をあけます。袋は下からあけましょう。
こうすると、下から板棒を挿し、立て札として使えますよ。
↑種の袋は下から1㎝くらいのところを切ります。
土に穴を開けていきます。
種の蒔き方としては、ばら蒔き、点蒔き、すじ蒔きがあります。
今回(コーンフラワー)は点蒔き(穴蒔き)です。
↑マジックの底などで3~5cm等間隔で押して浅い穴を開けてください。
1つの穴に1~2粒の種を落としていきます。
1粒ずつ蒔いて発芽率を調べて見るのもおもしろいですよ!
その後、種が見えなくなる程度(5~10mm)の土を軽くのせます。
(普通、種子の厚みの2~3倍の土をのせます。)

じょうろの口を上にして水を静かにやります。
(もし種が浮いてきたら指で軽く押し込んで、少し土をかぶせて下さい。)
初日は2~3回、その後は発芽するまで日に1回水やりをしてください。
軒下におく場合は雨の日にしずくがまともに落ちてこない場所を選んでください。しずくが当ると土や種が飛ばされてしまいます。
蒔いた種が、芽生え双葉が出、本葉が5~6枚または茎が7~8cm位に成長したら、植替えの時期です。