寄せ植えとは?
鉢やプランターに異なった種類の植物を植えることをいいます。
展示用・観賞用によく用いられます。
植物1つ1つの好みの日当たり、水、成長速度を考慮に入れながら寄せ植えをするのがポイントとなります。
用意するもの
- お好きな苗(立性のローズマリー・ゴールデンタイム・ビオラ・ハボタン・ユリオプスデイジー)
- 土
- 鉢
- 鉢底網、ゴロ土、じょうろ、軍手、新聞紙など
作り方

苗を用意します。
今回は、ローズマリー・ゴールデンタイム・ビオラ・ハボタン・ユリオプスデイジーを使いますが、お好みで苗を揃えて下さい。
花の色を揃えると綺麗にまとまります。
ちょっと一工夫
苗の選び方の基本をご紹介しましょう。
色を統一する。
何色も色を使うのではなく、同系色を統一し、プラス1色のポイントとなる色を入れるとまとまりやすくなります。
寒さに比較的強い植物を選ぶ。
この時期の寄せ植えには、寒さに強い植物が必要です。
ここに、寒さに比較的強く手にはいりやすい植物を紹介します。
- サントリナ・・・白っぽい葉はクリスマスにピッタリ。寒さに強く、防虫作用があり。
- エリカ・・・白~ピンク色の花がキュート。寒さに強く、存在感ありの頼れる木。
- シクラメン・・・色々な花の色と形が豊富。ハーブではないが、比較的、安価で手に入りやすい。
- ビオラ・・・1年草ではあるが寒さに強く、花の色も豊富。

鉢の底に、鉢底網(防虫ネット)を鉢底の穴より大きく切って、鉢穴の上に敷く。その後、鉢底石を入れます。発砲スチロールを、ビー玉大にちぎってネットに入れて底に入れてもOK。これは軽くて使い勝手GOODです。
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- ▲繰り返し使え軽い発砲スチロール。
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- ▲鉢底石の代わりに底に入れます。

作り方2の上に土を入れます。
ウォータースペースを考えて土を入れていきます。
※ウォータースペースについて・・・「ハーブの寄せ植え(春~秋)」の「作り方4」参照

ポットから苗を出し、堅くなった根をほぐします。
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- ▲底で堅くなった根をほぐします。

土を入れながら苗を配置して植えていきます。
片手で苗を、片手で土を入れながら軽く土を押さえます。
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- ▲まずは、置いてみてバランスを確認しましょう。

背が高くボリュームがある植物を後方中央に置き、その横に中ぐらいの大きさの植物、前方に小ぶりの植物を配置します。バランスが良く見えます。
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- ▲中央に大きな植物。
横に中ぐらいの植物を配置。

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背の低めの植物を前方正面に配置します。
この時は植物が前を向くように。植物の向きを考えてバランスよく入れます。
例えばこのオドリハボタンなどは、横姿も綺麗ですが、今回は前向きで配置しました。
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- ▲オドリハボタンの横姿。登っていく感じが美しい。

背の低いビオラ、ゴールデンタイムを配置します。
ビオラもゴールデンタイムも同系色でまとまりがよく見えます。
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- ▲小さいですが、葉の周りに白く淵があり、華やかなタイム。寄せ植えにピッタリ。

苗をすべて植えたら、苗の周囲にまんべんなく土を入れます。
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- ▲植物の足元はしっかりと土を入れましょう。

クリスマス仕様の飾りをつけます。
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| ▲ポインセチアは造花です。ポインセチアは寒さに弱く、手入れが大変です。そんな時は、造花なども上手く利用しちゃいましょう。 |
▲鐘をつけるなどすれば、ツリー代わりに。 |
クリスマスが終われば、すぐにお正月モードに。
紅葉した赤い葉のナンテンを後ろにいれ、オドリハボタンが目立つようにすれば、お正月モードに。松や赤い実の飾りを付ければ、お正月バージョンになります。
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- ▲松と赤い実は造花。お正月モードの寄せ植えに。
ハーブの寄せ植え(キッチンハーブ)
コメント
寒い時期の寄せ植えは、ハーブだけでは難しいものです。
少し工夫して造花や、季節にあった飾りをつければ、華やかな寄せ植えになります。
特に、11月に寄せ植えし、クリスマス仕様からお正月仕様へ、その後普段使いの寄せ植えにと次々変化させることのできるこの寄せ植えは寂しい冬の玄関先で大活躍。
楽しくて飽きの来ない寄せ植えです。
11月から5月くらいまで、約半年くらい楽しんだ後、多年草の植物は、それぞれを大きな鉢に入れ替えるようにしましょう。
寂しい庭先に1つ置くだけで、温かい気持ちになりますよ。