山芋まんじゅうのホッコリ生姜きのこあん

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池田哲子先生

足腰の冷えが気になったり、寝ても疲れがとれなかったり、寒い冬が苦手な方に。

材料

■4人分

  • 山芋 200g
  • エビ 30g
  • 黒木耳 2g
  • にんじん 10g
  • ねぎ(刻んだもの) 大さじ1
  • しめじ・まいたけ 適量
  • しょうが汁 ひとかけ分
  • 出汁 600cc
  • しょうゆ 大さじ1
  • みりん 大さじ2
  • 塩 少々
  • 片栗粉 小さじ1(同量の水で溶いておく)
Recipe Image 山芋まんじゅうのホッコリ生姜きのこあん

作り方

1

エビはサッと茹でて小さく切る。
黒木耳は水で戻して細切りにする。
にんじんとねぎは小さく刻む。

2

すりおろした山芋に1.を加えて混ぜ、ラップに入れて巾着状にする。

3

鍋に、出汁、しょうが汁、しょうゆ、みりん、塩、しめじ、まいたけを入れて、一煮立ちさせる。


4

2.を電子レンジで1~2分加熱し、ラップを外して3.に入れて1~2分煮る。

5

水溶き片栗粉を入れて火を止める。


食材の持つ働き

  • 山芋:
    生きるためのパワーを蓄えている腎に働きかけ、疲労倦怠や尿トラブルなどを改善してくれます。
    足腰の冷えが気になる方やパワー不足の方におすすめです。
  • エビ:
    温めながら食欲不振を改善して、体力を回復したり、足腰の冷えを改善します。
  • 黒きくらげ:
    貧血や不正出血を改善して、元気をつけてくれます。
  • にんじん:
    消化不良や目のトラブルを改善してくれます。
  • 葱:
    お腹を温めながら、冷え症やカゼの初期症状を改善してくれます。
  • 生姜:
    温めながら胃腸の働きを調整し、冷えたときの胃痛や嘔吐、食欲不振などを改善してくれます。

漢方ミニ知識

【舞茸(まいたけ)】

タコウコン科のマイタケ Grifola frondosa はヨーロッパ、アジア、北アメリカの温帯以北に広く分布し、日本では北関東以北から東北地方の高冷地に多く見られます。ブナ科のナラ、カシ、シイ類などの根元に発生する木材腐朽菌で、子実体であるキノコは太い茎から何回も枝分かれし、その先端に黒褐色をしたへら状の笠が群生します。大きいものでは直径が50cm、重量が数10kgといった巨大なものも見られます。笠の裏側は白く、細かい孔が密生しています。
黒褐色の笠の様子を蝶の舞う姿に見立てて「舞う茸」と呼んだり、山奥で希少な茸を見つけ歓喜のあまり踊り出すことから「舞い茸」と呼ばれたとも言われています。
柔らかくて味や香り、歯切れも良いキノコで炒め物、揚げ物、天ぷらや鍋物などと色々の調理法により食べられています。野生品は秋に見られ、一度発生したマイタケはその後数年間、同じ株に見られると言われますが、大変希少なキノコで、マツタケに劣らず珍重されます。オガクズを用いた菌床栽培法が1970年代から行われるようになりましたが、味や香りは野生品にはかなわないようです。
生のキノコにはタンパク質分解酵素が多く含まれているため、肉に混ぜて調理すると肉が軟らかく、また味も美味しくなります。しかし茶碗蒸しに生で使うと固まらなくなったり、調理方法によっては色が黒っぽくなるので注意する必要があります。
栄養成分としてはビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれていますが、その中でも亜鉛、ナイアシンやビタミンDが特に多く含まれています。食物繊維を構成している成分のβ-グルカンにはヒトの免疫活性を上げる効果なども知られていることから、マイタケエキスを健康食品やサプリメントの形で用いています。(解説:二階堂 保先生)

【黒木耳(くろきくらげ)】

キクラゲ科のキクラゲ Auricularia auricula-judae は世界の温帯に広く分布してミミタケ、ミミナバ、ミミキノコなどの別名も知られています。山林にあるブナやカエデなどの広葉樹の倒木、切り株、朽ち木などに群生する木材腐朽菌に属するキノコです。コリコリとした食感が乾燥したクラゲ(水母)と似ており、また形が人の耳に似ていることから樹木に生えるクラゲの意味で木水母あるいは木耳の生薬名が知られています。
「キクラゲ」の商品名で呼ばれるものは大きく分けてクロキクラゲ(黒木耳)とシロキクラゲ(白木耳)の2種に分けられます。表面が暗褐色をしており、滑らかで無味無臭のキノコで、裏面に白い毛が密生しており、一般の料理に用いられるのはクロキクラゲ(黒木耳)です。
一方、クリの木に生えるシロキクラゲ(白木耳)はキクラゲとは違うシロキクラゲ科に属する Tremella fuciformis で、乾燥したものは銀耳と呼ばれ、天然ものは中国料理の高級食材で、かつ強壮作用のある生薬として古くから使われています。
キクラゲは主に日本、中国、韓国などの東アジアで食用とされ、日本では室町時代以後から食用とされた記録があります。天然ものの旬は春と秋でしっとりとして湿り気があり、色が濃いものが良品とされ、乾燥品では色が黒く、しっかりと乾燥がなされ、形が大きいものが良いとされます。一般に流通しているものは乾燥品で、水で戻すと約10倍にもなり、酢の物、煮物、揚げ物、焼き物、和え物、スープや炒め物などに広く使われています。中国料理だけでなく、精進料理や薬膳料理などにも使われます。
低カロリーで栄養素としてのビタミンB群、E、鉄やカルシウムなどのミネラル類の他に、β-グルカンなどの高分子多糖や、体内でビタミンDに変化するエルゴステロールなどが豊富に含まれています。エルゴステロールは紫外線に当たるとエルゴカルシフェロール(ビタミンD2)となりますが、キクラゲには食品中でも特にこの成分が多く含まれています。この成分には抗ガン作用も期待される研究報告も見られます。
子宮頸ガンや膣ガンに対してそのまま煎じるか、漢方処方の六味湯(ろくみとう)と一緒に煎じて服用するとかなり良好な結果が得られたとの臨床報告も知られています。(解説:二階堂 保先生)

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レシピ提供 池田哲子先生

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