梨のケーキと八宝茶

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池田哲子先生

初秋の空咳と乾燥肌に。

秋の初めの空咳は、体の中に残っている余分な熱が原因なので、少し熱を取りながら乾燥している喉や肺を潤わせていきましょう。

材料

■梨のケーキ(15センチ丸型)

  • 梨 2個
  • はちみつ 大さじ4
  • 白ワイン 50cc
  • レモン汁 大さじ2
  • 無塩バター 50g
  • 三温糖 50g
  • 卵 1個
  • ベーキングパウダー 小さじ1/2
  • 薄力粉 50g

■八宝茶

  • 緑茶 5g
  • 赤大棗(ナツメ) 2~3個
  • 枸杞子(クコの実) 5~10個
  • 白木耳 適量
  • 竜眼肉 2~3個
  • 菊花 2~3個
  • 山査子(棒状になったもの) 1本
  • はちみつ(または氷砂糖) 適量
Recipe Image 梨のケーキと八宝茶
Recipe Image 梨のケーキと八宝茶

作り方

1

梨のうち、1個は皮を剥いて16等分に切る。

もう1個は小さく切り、鍋に入れて、はちみつと白ワインを加えて弱火で煮る。

2

鍋の汁気が少なくなってきたら、レモン汁を加える。

汁気がなくなるまで煮て、冷ましておく。

3

ボールに無塩バターを入れて、白っぽくなるまでよく混ぜる。


4

3.に三温糖を加えて、もたっとするぐらいまでよく混ぜる。

5

4.に卵を加えてよく混ぜて、薄力粉とベーキングパウダーをふるって入れてよく混ぜる。

6

5.に2.の小さく切った梨を入れて混ぜる。


7

型にクッキングシートを敷き、1.で16等分に切った梨を並べ、その上から5.の生地を流し入れる。

8

170度に予熱しておいたオーブンで40分ほど焼く。

9

竹串をさして、生地が付いてこなければできあがり。

冷めてから型をひっくり返して切り分ける。


10

Recipe Image 梨のケーキと八宝茶

今回は【八宝茶】を添えました。

11

緑茶を作り、湯飲みにその他の材料を入れて蓋をして2~3分蒸らす。
または、全材料を蓋椀に入れて蒸らしてから、中国の蓋椀式で飲む。


食材の持つ働き

  • 梨:
    体の余分な熱を取りながら、体に必要な潤いを補い、痰を切りやすくして咳を止めてくれます。
  • 蜂蜜:
    胃腸の調整をして、体を潤わせてくれるので、疲労や空咳や便秘を解消してくれます。
  • ナツメ:
    胃腸の調子を整えて元気を付け、疲労回復をして食欲不振を改善してくれます。
  • 枸杞子:
    生きていくために必要なパワーを補い、目の疲れや目眩などを改善してくれます。
  • 白木耳:
    肺を潤わせて、咳を鎮めたり肌に潤いを与えてくれます。
  • 竜眼肉:
    血を補い、精神を安定させるので、不眠を改善してくれます。
  • 菊花:
    体の余分な熱を取りながら、イライラを解消して、目の充血などを改善してくれます。
  • 山査子:
    消化不良を改善してくれます。

ワンポイントアドバイス

梨は涼性(少し体を冷やす)ものなので、冷え症の方や下痢気味の方の多量摂取は控えるか、シナモンなどの温めるものを加えて下さい。

漢方ミニ知識

【大棗(たいそう)】

クロウメモドキ科のナツメ Zizyphus jujuba var. inermis の果実を乾燥したものが大棗(たいそう)と呼ばれる生薬で、緊張による痛み、知覚過敏などを緩和し、強壮、利尿、鎮静、鎭痙などに用いられます。
多くの漢方処方、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)、葛根湯(かっこんとう)や黄芩湯(おうごんとう)などに配合され、一緒に配合されている生薬の持つ強い作用を緩和する役割を持つ生薬として知られています。
ナツメの果実は卵形で熟すと暗赤色になり、ブドウ糖、果糖などの糖類が主成分(70%以上)なので、生で食べても甘く、蒸乾して保存します。また酒に漬けて滋養強壮、神経安定の目的でも飲まれます。食用にだけ用いる場合には果実を採取後、すぐに湯通しをして、夜露に当ててから乾燥すると紅棗(こうそう)と呼ばれる赤くきれいなものに仕上がります。(解説:二階堂 保先生)
>> ナツメについて、さらに詳しく

【山査子(さんざし)】

中国原産で日本でも栽培されるバラ科のサンザシ Crataegus cuneata や、近縁のオオミサンザシ Crataegus pinnatifida の完熟前の果実(偽果、ぎか)を採り、乾燥したものを生薬の山査子(さんざし)と呼び、健胃消化、整腸薬、高血圧治療薬として用いられます。又近縁のセイヨウサンザシ Crataegus oxyacantha の果実や葉はヨーロッパでハーブとして知られ、急性伝染病に特有の心筋衰弱に最適の強心剤と言われています。
漢方では消導薬と言われ、助消化剤として啓脾湯(けいひとう)、加味平胃散(かみへいいさん)、保和丸(ほわがん)などの処方に配合されます。
ヒメリンゴに似た果実は甘味より酸味が強く、ドライフルーツや羊羹状の菓子として食用にしたり、酢豚などの料理に酸味を付けるために用いられます。(解説:二階堂 保先生)

【龍眼肉(りゅうがんにく)】

ムクロジ科のリュウガン Dimocarpus longana の仮種皮(果実)を乾燥させたものが龍眼肉(りゅうがんにく)と呼ばれる生薬で、滋養強壮薬として老人や虚弱体質の人に、又不眠、健忘、神経興奮状態の鎮静薬として用いられます。
漢方では虚弱体質の人の不眠、貧血、健忘症などに用いる加味帰脾湯(かみきひとう)や帰脾湯(きひとう)に配合されています。
可食部の仮種皮は多汁で、白く半透明でゼリー状をしており、甘く独特の芳香があります。果物として生食したり、ワイン漬けにしたり砂糖漬け、乾果、缶詰にして食べられます。
同じムクロジ科のレイシ Litchi chinensis の仮種皮も白色半透明、多汁、ゼリー状の上品な甘さと香りを持った果実として知られています。(解説:二階堂 保先生)

【その他のミニ知識】

枸杞子(くこし) ・白木耳(しろきくらげ) ・菊花(きくか)

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レシピ提供 池田哲子先生

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