
48歳の会社員。170cm。85kg中背ながら肥満体。
10年以上まえからの乾癬。初めは両膝以下に十円硬貨大の皮疹が出現してきた
徐々に、範囲・大きさが拡大してきた。その間数ヶ所の皮膚科にかかり
ステロイド剤や免疫抑制剤を利用してきた。しかし、一時てきに効いた
薬もあったが、すぐ症状(乾癬)はもどってしまう。
来局され、患部を見せてもらうが下肢全体と腹部・背中にかなり大きな
角質のはがれた輪状の乾癬が多数あり、痒みはあまり感じていない。
この状態に荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)で表皮に・角質の代謝異常を
改善するように飲んでいただく。しかし服用のタイミングが悪かったためか、1週間
後から、乾癬中心部が炎症を起こしてきた。清熱薬の犀角地黄湯に黄連解毒湯
を加えた処方を提案し、早速服用を変えてもらった。すると徐々に皮疹は縮小し
大豆程度にまで縮小した、その後続ける事半年で、ほぼ乾癬は消失した。
しかし、又いつ何時再発する恐れがあるので、その兆候が出たときには、すかさず漢方薬の服用を薦めた。
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