尋常性乾癬に漢方薬を
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
48歳の会社員。170cm。85kg中背ながら肥満体。 10年以上まえからの乾癬。初めは両膝以下に十円硬貨大の皮疹が出現してきた 徐々に、範囲・大きさが拡大してきた。その間数ヶ所の皮膚科にかかり ステロイド剤や免疫抑制剤を利用してきた。しかし、一時てきに効いた 薬もあったが、すぐ症状(乾癬)はもどってしまう。 来局され、患部を見せてもらうが下肢全体と腹部・背中にかなり大きな 角質のはがれた輪状の乾癬が多数あり、痒みはあまり感じていない。 この状態に荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)で表皮に・角質の代謝異常を 改善するように飲んでいただく。しかし服用のタイミングが悪かったためか、1週間 後から、乾癬中心部が炎症を起こしてきた。清熱薬の犀角地黄湯に黄連解毒湯 を加えた処方を提案し、早速服用を変えてもらった。すると徐々に皮疹は縮小し 大豆程度にまで縮小した、その後続ける事半年で、ほぼ乾癬は消失した。 しかし、又いつ何時再発する恐れがあるので、その兆候が出たときには、すかさず漢方薬の服用を薦めた。 |
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更新日: 2023/10/31 |
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