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昨日に掲載した今日の一言(1月23日)/花粉症も風邪症状リンク の中で
述べたように、花粉症も風邪症状なら、果たして葛根湯も有効なのか?
という疑問に突き当たります。

結論。使えるんだけど、機会が少ない。
鼻水や目のかゆみがツライと訴えるタイミングで使っても、時既に遅し。
風邪症状は、漢方薬の選択と共に、服用するタイミングが重要になってくる。

ドラッグストアに並ぶ葛根湯。その包装には、しばしば
かぜのひきはじめに。かぜの初期に。という記載があります。
このひきはじめというのが、なかなかに厄介。

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カゼの場合は、悪寒や発熱、あるいは喉の痛みや咳症状など
多岐にわたる症状で、ひきはじめの目途をつけやすい。
葛根湯が得意とする首肩の緊張も、見極めの一つになりますし
普通のカゼであれば、ひきはじめの期間は半日~1日ぐらいあります。

対する、花粉症の場合。
くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、
症状は多岐に渡るけど、それでひきはじめを見極めるのがめちゃ難しい。
今朝から鼻水が急に出始めた、
だからこれは花粉症のひきはじめなんだ…、とはなりません。
花粉症の症状が出始めた時には、ひきはじめの時期はとうに過ぎている。
と、そのように言っても過言ではない。
またそんな花粉症だから、ひきはじめの期間は極端に短いし
本人もそれを自覚しづらい。

まとめますと。
風邪に伴うからだの変調に、葛根湯は使える。
カゼのひきはじめに伴う変調は、はっきりしている。
はっきりしているからこそ、服用のタイミングを外さす
本人もよく効いたという体感も得やすい。

花粉症の出始めに伴う変調は、はっきりしない場合が多い。
はっきりしないから、服用のタイミングがつかみにくい。
そしてはっきりと発症を自覚したタイミングは、時既に遅し。


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