• お問い合せ
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

前回に掲載した今日の一言(1月28日)/青龍湯は攻撃的?リンク
で紹介したように、攻撃的な一面がある青龍湯(小青龍湯)。
それをシーズン中の花粉症対策として連用して良いのか?

先に結論。構いませんけど、それで不十分な場合がある。
小青龍湯はこれ一剤で、風邪・寒邪・水毒に対処する漢方薬。
良く言えば応用範囲が広い。けれど悪く言えば器用貧乏。

choju74_0006_0


一つはその攻撃性。簡単に言えば、短期集中型。
小青龍湯の、からだを温めて寒邪を追い出す作用は
素早く効く。だけど効果が短い。
でも、寒邪を伴う風邪(外部からの寒冷ストレスで被る変調)を
いち早く追い払うのが目的だから、理には適っている訳で・・・。

一つは水毒症状に対する作用。
小青龍湯には、麻黄の他に半夏や乾姜といった水毒を除く生薬が入り
それが幸か不幸か、鼻と喉(気管支)の両方に効く。
ただ実際は鼻に重点的に効かせたい場合がある訳で・・・。、

一つは小青龍湯のターゲットとなる冷えや水毒は、
寒冷ストレスによる(一時的な)血行障害と、それによる(一時的な)水様副産物。
ただ実際は、花粉症とは無関係なところで当人が
冷えやむくみを溜め込んでいる場合もある訳で・・・。

以上のポイントを押さえつつ、
冬季の寒冷ストレスを春先に持ち越さないように
小青龍湯を服用するのは、大いに結構なこと。



Copyright© 漢方 柿ノ木薬局 All Rights Reserved.