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 81歳のおばあさん。

       3年前に顔面の帯状疱疹にかかり、その後しばらく疱疹後神経症

       を起して、治療をしていた。

       ステロイド剤の影響によると思われる、皮膚炎ができてきたので、

       あわてて。1年前から、治療を受けるが、なかなか改善しないので、

       娘さんに薦められ、来局する。

           
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         顔面の両頬部に顕著な、紅班と毛細血管の拡張である細絡
         (さいらく)がみられ、ほてり感も強い。

          むくみ・冷えも、訴えにあるので。

           漢方薬は黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、当帰芍薬散
           (とうきしゃくさくさん)とする。外用はタイツ軟膏を、
           厚めに塗布したうえに、ガーゼで夜間はカバーしてもらう。



           すると、徐々に紅班は薄くなり、8週間の服用と塗布で、ほぼ  
           なくなり、

          現在では、冬のしもやけが気になり、予防のため、当帰四逆湯
          服用している。

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       年齢がいった方でも、いや年齢が高いからこそ、ステロイド剤
        には気をつけることが大事です。

  

 

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