3年前に顔面の帯状疱疹にかかり、その後しばらく疱疹後神経症
を起して、治療をしていた。
ステロイド剤の影響によると思われる、皮膚炎ができてきたので、
あわてて。1年前から、治療を受けるが、なかなか改善しないので、
娘さんに薦められ、来局する。

顔面の両頬部に顕著な、紅班と毛細血管の拡張である細絡
(さいらく)がみられ、ほてり感も強い。
むくみ・冷えも、訴えにあるので。
漢方薬は黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、当帰芍薬散
(とうきしゃくさくさん)とする。外用はタイツ軟膏を、
厚めに塗布したうえに、ガーゼで夜間はカバーしてもらう。
すると、徐々に紅班は薄くなり、8週間の服用と塗布で、ほぼ
なくなり、
現在では、冬のしもやけが気になり、予防のため、当帰四逆湯を
服用している。
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年齢がいった方でも、いや年齢が高いからこそ、ステロイド剤
には気をつけることが大事です。
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