55才の自営女性
3年前の春に風邪をひいてから、呼吸困難を伴う喘息になった。
以後、吸入ステロイド薬、咳止め薬、抗アレルギー薬、抗生物質を
連続服用してきた。しかし、ここ半年は種々薬を変えても、効果が
なく、新薬は身体の合わないと感じ、来局する。

症状は:早朝と夕方の乾いた咳で、痰はほとんど出ない。
喘息の診断だが、呼吸困難は軽い
体格は中背ながら、やや小太り。食欲・便通に異常はなく
他の成人病治療はしていないが、更年期症状がとき
どきでる。(逍遥性の発熱感)
対処方法は;体力てきに、消耗している状態にはみえないので、
実喘に用いる
神秘湯(しんぴとう)を煎じ薬にて、飲んでもらう。
1ッ月後には、新薬系の種々の薬を止めて、漢方薬のみにするが、全く
咳が出ないわけではないが、7分どうり改善したとのこと。以後は、
症状のあるときのみ神秘湯をつかい、それ以外は柴朴湯(さいぼくとう)
を飲んで、半年ほどお薬を飲んで、症状を落ち着かせた。
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最近の喘息治療は吸入型のステロイド剤にて、喘息発作をコントロールする
ようだが、なかにはお薬が合わない方もいるようです。
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