
中年の女性が来局し、65歳の父親の漢方薬をもとめきた。
普通は、本人でない場合はお断りするのだが、田植えの季節で忙しく
季節で市内にでてこれないとのこと。
病名は喘息性気管支炎
症状は、10年らいの病気で。
季節変化には関係ないが、冬のほうが夏より症状が激しい
時間は一定していないが、おおむね朝から午前中にかけて
咳がでて、苦しくなり、呼吸が苦しくなり、しばらくすると小量
の痰がでて治まることを繰り返す。
現在の治療は、咳止めの吸入剤と、去たん薬とやはり咳止めの内服薬
を使っている。
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家族の代理なので、だいたいの症状は伝えてくれたので、年齢と病気が
長いこと、主に咳が主たる症状なので、補腎薬の六味丸、鎮咳清熱薬の
麻杏甘石湯を併用させた。
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2週間後には、痰に切れがよくなり、4週間後には、朝型の喘鳴(ゼイゼイ)
がでなくなった。続けること5ヶ月間で、吸入剤の使用なくなり、喜んで本人
が、わざわざ来局された。
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代理人での相談でも、漢方薬が合うとよく効きます。
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