
40年前に、腎盂炎をしたことがある。
今回4ヶ月前に、頻尿と排尿した後に痛みがでて、泌尿器科に受診した。膀胱炎の診断がでて、抗生物質にて治療を始めた。
しばらくは症状も楽になったが、飲み始めて2週間くらいから、下痢がとまらなくなって、内科受診を薦められて、受診して、整腸剤とやはり抗菌剤をもらうが、効果がなく、さらに尿の臭いも気になり不安でたまらなくなり、趣味仲間に相談して、来局される。


現在の状態は、排尿した後のしぼられるような痛み、特に夜間の激しい頻尿、1日4~5回の水のような軟便が続いている。
典型てきな膀胱炎症状に、抗生物質による腸内細菌層の破壊による下痢と思われ、下痢にも有効な構成生薬の入っている五淋散(ごりんさん)を、早く効かせるため煎じ薬にて飲んでいただく。

1週間で、痛みと頻尿は楽になり、下痢には、腸内細菌の活性化を図る作用のある、土壌菌製剤のMREkigenを併用してみたところ、2週間で、ほぼ正常化したが、本人の希望で、さらに2週間服用し、薬を止めました。

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長期の抗生物質の服用は腸内細菌のバランスを崩します。
免疫力の低下も起こします、ご注意くださいね。
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