10年前から、高血圧にて治療をしていたが、5年前から腎臓の機能が低下するようになる。特別治療にないまま、現在に至るが、人工透析にならないよう、漢方薬での治療を求めて、知人に紹介され、来局する。
来局時の腎機能の検査では、クレアチンの値が2.85、尿素窒素が35.3。 血圧は最高血圧148、最低血圧98脈拍90でほかに特に自覚症状としては内にもないようでした。顔色はやや蒼白く、言語に元気が見られない。
以前は,他の漢方薬局で、八味丸を数ヶ月、飲んだことがあるという。この時は特別効くようには思えず、止めてしまっていた。

この状態で、オウギを主剤にした漢方薬を調整して、必ず3ヶ月飲む約束で、漢方薬の煎じ薬を飲んでもらうことにした。最初は飲みにくかったようだが、すぐ慣れて、きちんと
正確に服用するようになった。また、降圧剤が多種(4種類)にわたるので、腎臓に負担がくるので、減らすようにお願いした。
1ヶ月後にはCr(クレアチン)が2.51、尿素窒素が35.0
2ヶ月後にはCr2.02、.尿素窒素26.6
3ヶ月後にはCr1.73、尿素窒素23.0
以後、9年になるが、Cr値は、1.4~2.5の間を保っている。
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漢方薬が腎機能完全に回復したとは言い切れないが、透析治療にならない
ように予防はできるのではないでしょうか。
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