
2年前に夏の、忙しい時期に、下半身にむくみがでて、治らなくなった。しばらくして、湿疹がでるようになり、すぐ皮膚科で診ていただいた。
初めは、塗薬だけであったが、変化がないので、抗ヒスタミン薬も一緒に服用し始めた。初めは薬の効果はあったが、徐々に変化がみえなくなり困っていたところ、テレビで漢方の特集をみてらい局。

患部は、身体腹部から両下半身にかけて、10円から500硬貨位の盛り上がった皮疹が多数ある、痒みはあまりない。むくみは相変わらずあるという。
盛り上がった大きな皮膚炎、下肢のむくみから十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)に五苓散(ごれいさん)を併用して、外用薬は漢方軟膏を1日朝夕、患部に塗っていただいた。
貨幣状の湿疹は、1ヶ月半ほどで、よくなり3ヶ月で、瘢痕を残す程度まで改善した。しかし、むくみのほうはなかなか改善に気配がない、そこで、むくみのある足の脚気につかわれる九味梹榔湯加ゴシュユ・茯苓(くみびんろうとう)を使うと、徐々に下肢の腫れ・むくみが2ヶ月で消えてしまった。
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皮膚とむくみが治ってしまった変わった例です。
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