
43歳の会社員。
幼児より、アトピー体質で、皮膚科には年に何度か行く程度で、簡単にステロイド
の軟膏で治っていた。ところが、2年前くらいから、ステロイドの軟膏を塗布しても
以前のようには治らなくなり、どんどん強い薬に変わる。
不安になり、知人の紹介でらい局する。身体全身の皮膚が厚く、両下肢のところ
どころの毛孔が膨れ、紅く炎症を起している。
毛孔性の皮疹(毛穴部分の炎症)が目立つことと、皮膚が厚く、固くなっている。
そこで、
1)荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)の煎じ薬と毛孔性の皮疹を目標に
2)越婢加朮湯.(えっぴかじゅつとう)のエキス、そして外用には漢方軟膏を
1日2回塗布した。
炎症・紅班は1ヶ月で改善したが、皮膚の肥厚は治るまで、10ヶ月ほどかかった
が、一見ではわからない程度にまで回復した。
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すぐ治るアトピーもあれば、時間のかかるものをあります。これはしてみなければ
わかりません。
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