
75歳の主婦。
3年前からの、左手親指と両手掌部の角質の剥離と乾燥、亀裂があり、水が沁みる事がある。

皮膚科で診てもらうが、田舎で、診察してもらうのが遠距離で大変なため、続ける事ができないで困っていたところ、娘さん紹介されて、来局する。
手を見せていただくと、まさしく、上記症状で、常に包帯や手袋を巻いて、家事をこなして、不便だという。
はじめは、エキス剤希望だったので、温経湯(うんけいとう)の内服に、紫雲膏(しうんこう)を朝夕、塗布してもらった。
1ヶ月後、良いが、剥離は相変わらず、そこで、手足先の冷えを訴えも考慮して、煎じ薬に変更し、当帰四逆湯(とうきしぎゃくとう)を、温経湯に合わせて、煎じ薬にして、飲んでいただく。
続ける事、半年で、手‣指ともに、つるつるになり、喜んでいただいた。
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