42歳の主婦で、やはり子供時代にアトピーと言われ、治療経験があり、一度治まっていたが、数年前に転居をきっかけに、再発したかたが来局された。
皮膚科で、顔はキンダベート軟膏、頭はローション、身体部はアンテベート軟膏、そして内服はジルテックやセチリジンなどを飲んできた。徐々にステロイド剤の強さのランクが上がり、不安になり子供の時飲んだ漢方薬を求めて来局される。
患部は全身だが、薬のせいか、毛孔性の皮膚炎と皮膚乾燥と落屑はあるものの、程度は軽度で身体上部に多く皮疹があるので、主に体質改善目的で、一部抗炎症作用もある荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)を飲んでいただくことにした。外用は止めて内服だけに。
煎じ薬を真空パックして、煎じる手間をなくし、持ち運びの便利なようにした。

続けること、10ヶ月ほどで、皮疹がなくなり、薬の服用を忘れだしたので、ここで一度お薬を止めたが、以後再発をみていない。
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個人的感想だが、漢方薬も煎じ薬にした方が効果もよく、早く効く感じがある。エキス顆粒剤も便利だが、本気で治そうと思ったら、やはり煎じ薬だと思われます。
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