痤瘡(にきび)の状態に応じて、漢方薬種々変えることが、治療効果を上げるうえで大事になってきます。
口周囲にできる痤瘡(にきび)は、で、胃腸が悪いために、熱が上に上がって痤瘡(にきび)を引き起こすと考えて、お薬を選びます。
脾胃不和証(口囲・下顎型)の漢方薬は当然、脾胃の熱をとることで、尋常性痤瘡(にきび)を改善します。
29歳のOL。小柄、やせ形。
10年来でていたが、特に半年前から特に増えてきた。ゴマ粒大から小豆くらいの紅い吹き出物が10ヶ所くらい。痒みが多少あ る。生理周期、日数に異常はないが、排卵痛が2・3日ある。舌に苔はないが、やや湿った状態(湿証)。

この状態に、胃腸薬の二陳湯に、排膿の排膿散及湯を合わせて。煎じパックにして飲んでいただいた。更に排卵痛を目的に通導散(つうどうさん)をエキスで併用する。
都合、3ヶ月ほどの服用で、軽度の瘢痕を残し、治った。
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漢方薬はその状態(この場合は皮膚面)に合わせて、薬を使い分けます。
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