その中で、へそから下の病気に特に効果があるものに竜胆写肝湯(りゅうたんしゃかんとう)があります。ちなみに上部は荊芥連翹湯、中位は柴胡清肝散といわれています。
81歳の男性
1年前に、近所の基幹病院で、左大動脈瘤の手術をした。手術は成功したが、下肢の倦怠感や歩行困難などはなくなったが、術後神経痛や浮腫に悩ままされる。

この状態に普通の利水剤では効果がなくないと考えて、下半身の炎症・充血をも治す働きのある竜胆写肝湯を飲んでいただいたところ、わずか1ヶ月の服用で、下肢のむくみを感じられなくなった。3ヶ月になるが、むくみの再発が起きていない。
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