
夏に両肘関節から手首・手甲かけての水疱性湿疹が、漢方薬の内服と黄連軟膏にて
改善したが、そのあと10月になり、空気の乾燥と気温の低下から、表皮が乾燥して、
痂皮になり、炎症ではなく皮膚木枯燥から痒みがでて、その場所を掻いて、さらに
痒みを助長させてきた。この時期には非常に多くのかたがこの症状で相談に来られる
ケースです。
このような時は、従来の皮膚治療では、ワセリンと抗ヒスタミン薬を主とした塗薬しか
ないのですが、漢方薬なら、飲む保湿剤があります。
この方には当帰飲子にバクモントウ・ゲンジン・オウギを多量に加えて服用して、
さらに外用には、紫雲膏や、紫雲膏と親水クリームを加えた混合クリームを
利用して、対処すると、2週間ほどで痒みは半減し、30日ほどの服用で、ほぼ改善し
正常に復した。
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