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慢性腎炎と漢方

 
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腎炎の種類

腎臓

腎臓は肝臓と同じく、病気になっても自覚症状として教えてくれないサイレントな臓器です。


急性糸球体腎炎(感染症後糸球体腎炎)

扁桃炎で溶血連鎖球菌に感染することにより、抗原抗体の反応が起こり、その複合物がたまたま腎臓の糸球体に付き、そこで炎症が発生し、1〜6週間の潜伏期間を経て発症する腎炎症候群です。

確かな自覚症状がないので、そのまま知らずにほとんどが自然治癒されます。慢性化することはまれです。


IgA腎症

原因がはっきりしない腎炎です。20〜30代に多発し、慢性腎炎の罹患者の30〜40%はこの疾患であるといわれています。何らかの抗原が体内に侵入し、それに対するIgA抗体が産生され、それが糸球体に沈着し腎機能が低下する疾患で、腎不全になる確率は40%といわれています。

血尿と蛋白尿以外の症状がなく、何年も自覚症状のない状態が続きますので早期発見がむずかしいのです。疲労感、悪心、呼吸困難、掻痒などの症状があらわれたときは重篤な尿毒症になっていることもあります。


ネフローゼ症候群

IgA腎症の次に多いのが「ネフローゼ症候群」です。やはり原因不明で、腎臓のマルピギー小体の基底膜に体内に侵入した何らかの抗原と抗体との複合物が沈着して発症する疾患で、多くのたんぱくが尿中に排泄されるのが「ネフローゼ症候群」です。

特に小児に多く、40歳代までに発症するといわれています。体がだるかったり、むくんだり、血尿が出て初めて異常に気づき、病院で検査を受けて慢性腎炎やネフローゼ症候群と診断されることがほとんどで、即入院ということもしばしば見られます。

入院してもその治療はステロイド剤、抗凝固剤、血圧降下剤のカクテル療法しかないのです。

治療効果がみられず、人工透析に入る人も少なくありません。この道筋がわかっているので、入院と同時に透析用のシャンテを作っていつでも腎不全に対処できるようにされているのが現状です。

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