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病気と漢方

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便秘と漢方

 
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漢方薬で便秘を治そう!

便秘で下記の症状に該当するような方は、それぞれの処方を参考にしてください。

こんな時は 内臓、女性性器付属器官や外傷による炎症性の疾患、血栓症等
処方 大黄(だいおう)
解説 お血(おけつ)病態を増悪させる菌体内毒素を持つ腸内細菌を急速に排泄することによってお血(おけつ)を治しているのではないかと推定されます。
注意 大黄は瀉下成分の含有量に差が大きく、産地、形状、芳香性などでは鑑別できませんので、センノサイドAの含有量が1%の大黄が1日1gだと服用量を基準化しておいてください。漢方エキス製剤でもメーカーやロット番号によってセンノサイドAの含有量に差があるので注意してください。

■生薬名:大黄
大黄

こんな時は 膵炎、胆嚢炎、胆石痛、食中毒による腹痛、慢性便秘など
処方 大承気湯(だいじょうきとう:厚朴、枳実、大黄、芒硝)
解説 大黄の瀉下成分はセンノサイドなどのアントラキノンです。センノサイドは腸内細菌の大腸菌の仲間によって加水分解され、レインアンスロンという化合物に変化し、それが腸管のアウエルバッハ神経叢を刺激してはじめて腸管の蠕動運動か活発になるのです。かなり手間のかかる方法で有効性が発揮されるので、患者さんによって多少効果が違います。

■生薬名:コウボク/キジツ
コウボク キジツ

こんな時は ストレスの続く日々を過ごしている人、自律神経失調症や不定愁訴症候群と診断されている人、安定剤や睡眠薬を常用している人
処方 大承気湯(だいじょうきとう:厚朴、枳実、大黄、芒硝)
解説 大黄の瀉下成分はセンノサイドなどのアントラキノンです。センノサイドは腸内細菌の大腸菌の仲間によって加水分解され、レインアンスロンという化合物に変化し、それが腸管のアウエルバッハ神経叢を刺激してはじめて腸管の蠕動運動か活発になるのです。かなり手間のかかる方法で有効性が発揮されるので、患者さんによって多少効果が違います。

こんな時は 中年以後
処方 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう:黄連、黄ゴン(おうごん)、大黄)

参考になりましたでしょうか?

ここで紹介した処方は、ほんの一部です。漢方相談薬局・薬店店舗紹介また実際に使用される場合は、必ず漢方相談薬局・薬店などでご相談ください。

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