茉莉花(ジャスミン)茶煮豚・潤いアップ薬膳ソース

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池田哲子先生

イライラしてめまいがしたり、疲れ目やドライアイなどの目の症状や髪トラブル、コロコロ便でお悩みの方に。

材料

■4人分

  • 豚モモかたまり肉 400~500g
  • りんご 1/2個
  • にんじん 1/2本
  • たまねぎ 1/2個
  • なつめ 20g
  • クコの実 20g
  • 松の実 10g
  • 水 800cc
  • 茉莉花茶ティーバッグ 4袋
  • はちみつ 大さじ4
  • 赤ワイン 大さじ1
  • しょうゆ 大さじ1
  • サラダ油 大さじ1
Recipe Image 茉莉花(ジャスミン)茶煮豚・潤いアップ薬膳ソース

作り方

1

【準備】

りんごとにんじんをいちょう切りにする。

玉ねぎは小さく切って、分量外の油で炒めておく。

2

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豚肉を煮くずれないように、紐で結んでおく。

3

【作り方 】

鍋にサラダ油を入れ、豚肉の表面を軽く焼く。


4

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3.に水、切ったりんごとにんじん、炒めた玉ねぎ、なつめ、クコの実、松の実と茉莉花茶のティーバッグを入れて、沸騰するまで強火で煮る。

5

沸騰したら弱火に戻し、アクを取る。

6

落としぶたをして、蓋を少しずらして煮込む。

10分ほど煮込んだところで、茉莉花茶のティーバッグを取り除く。


7

そのまま1時間ほど弱火で煮込む。

8

豚肉を取り出す。

9

煮汁をミキサーにかける。


10

9.を鍋に戻し、調味料(はちみつ、赤ワイン、しょうゆ)を加えて煮込む。

11

豚肉をそぎ切りにし、10.のソースをかける。


食材の持つ働き

  • 豚肉:
    体に必要な気と潤いを補って体力を回復し、空咳や便秘を解消します。
  • りんご:
    消化を促進して血と潤いを補って、肌に潤いを与え、目のトラブル(かすみ目・ドライアイ・目の疲れ)を改善してくれます。
  • にんじん:
    消化を促進して血と潤いを補って、肌に潤いを与え、目のトラブル(かすみ目・ドライアイ・目の疲れ)を改善してくれます。
  • なつめ:
    胃腸の調子を整えて消化吸収を高め、疲労や食欲不振を改善します。
  • クコの実:
    血のコントロールをしている肝と、パワーの源となる腎を補って、血と潤いを与えて、目のトラブルを改善してくれます。
  • 松の実:
    体に必要な潤いを与え、肺や腸を潤わせて空咳や便秘を改善します。
    肌や髪の潤いも与えてくれます。
  • 茉莉花(ジャスミン):
    気の流れを良くして、食欲不振、げっぷ、お腹の張りなどを改善し、イライラや鬱症状を改善してくれます。
  • はちみつ:
    肺と胃の調子を整えて潤い不足を改善し、空咳や便秘や乾燥肌、疲労を改善します。
  • 赤ワイン:
    体を温めながら気血の流れを良くして、冷えを改善して気持ちを落ち着かせます。

漢方ミニ知識

【林檎(りんご)】

バラ科のリンゴ Malus pumila は中央アジア原産の落葉高木です。淡紅色5弁の花が晩春に葉が出るのと同時に咲きます。果実は真性の果実ではなく偽果(ぎか)で、花托と言われる部分を食用としています。果実には芳香があり、リンゴ酸による甘味とクエン酸による爽やかな酸味があり、生食のほか、煮てジャムやパイに、また焼きリンゴ、ジュース、干果やリンゴ酒などにします。約85%が水分で、カロリーも低めですが、栄養成分としてビタミンC、カリウム、水溶性食物繊維のペクチンなどが豊富に含まれ、またポリフェノールを多く含んでいるので抗酸化活性が高い果物としても知られています。若い果実に多く含有されているこのポリフェノールを抽出した商品もあり、口臭、高血圧、虫歯などに効果があり美白作用もあると言われます。
An apple a day keeps the doctor awayと言う諺があり、昔から摺り下ろしたリンゴは離乳食、病人食、病後の回復食としてもよく用いられており、さらに西洋では花と葉は眼病に、若枝は痛風に、芽は頭痛や消化不良に、木の皮は強壮にと果実以外の部分の利用も知られています。
リンゴは熟成する時にエチレンガスを発生させるので、それを利用して植物の開花を早めたり、追熟しにくいキウィ、バナナ、オレンジなどの熟成を促進させたり、ジャガイモの発芽抑制などへも利用されています。(解説:二階堂 保先生)
>> リンゴについて、さらに詳しく

【茉莉花(まつりか)】

モクセイ科のマツリカ Jasminum sambac を別名で茉莉花(まつりか)と呼び、その花を昼の間に、つぼみの状態で摘み取り、夜に花が開き始めたら茶葉に混ぜて、ジャスミン茶の着香に用います。
「ジャスミン」は世界で約300種ある Jasminum 属の総称で、強い芳香を持った種は香水やお茶の原料とされます。このマツリカの白い芳香のある花はインドネシアの国花とされています。この花の汁で目を洗うと結膜炎に効果があるとも言われ、その他抗鬱作用、鎮静作用、通乳作用なども知られており、不眠や軽い鬱症状などに使われます。また他のハーブ類とブレンドして頭痛、精神安定や美肌に用いたりもします。主な香気成分はジャスモン酸メチルエステルで、すでに工業的に生産できるため安価に香水やアロマオイルにされます。しかしジャスミンに特徴的な香気成分のシス-ジャスモンは自然の花からしか得られないため高価な香料とされます。なお、この植物の根は「茉莉根(まつりこん)」の名で呼ばれる生薬ですが、動物実験で強い麻酔作用が知られており中国では有毒植物とされます。(解説:二階堂 保先生)

【蜂蜜(はちみつ)】

ヨーロッパミツバチ Apis mellifera またはトウヨウミツバチ Apis indica が花の蜜腺や樹蜜から吸い集めた花蜜を、いったん前胃に入れ、巣に帰って吐出して貯蔵されます。その際にミツバチの唾液中の酵素により花蜜中のショ糖が転化されてブドウ糖と果糖になり、また巣中で水分が蒸発し濃厚な蜂蜜となります。ここで転化されてできた糖はいずれも単糖であるため、消化の必要なく短時間で体内吸収されてすぐにエネルギー源として働きます。
「蜂蜜の歴史は人類の歴史」との諺があり、1万年前にはすでに野生のミツバチの巣から蜂蜜を採取し、食用や薬用にしていたとされます。
成分は約80%の糖分と20%の水分の他に、微量の栄養素としてビタミン、ミネラル、アミノ酸、有機酸、酵素、香気成分などです。甘味料として用いられるほかに魚の臭みを減らしたり、肉の過熱による硬化防止、リンゴ、レンコン、ゴボウなどの褐変防止、イースト菌発酵促進などの効果も知られています。
「神農本草経」に石蜜の名で収載されており、漢方で八味地黄丸(はちみじおうがん)のように、粉末を練り丸剤にする時に用いられます。また古い文献には甘草粉蜜糖が駆虫薬として知られています。
昔からその強い殺菌力により防腐剤として外科的治療に、また下剤や下痢止めにも使われました。二日酔いには蜂蜜を冷水に入れ飲まれます。
トリカブトやツツジ科植物の花粉が混入した蜂蜜は毒蜜として古くから知られており関西地方でのキョウチクトウ花粉混入蜜による中毒事件があり、研究室で蜂蜜中の花粉を顕微鏡で調べることにより原因植物を特定しました。
蜂蜜採取後の巣から得られるミツロウ(黄蝋)は下痢に内服したり、軟膏や化粧品の基剤として使われています。(解説:二階堂 保先生)

【その他のミニ知識】

枸杞子(くこし)大棗(たいそう)人参(にんじん)松の実(まつのみ)

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