タイ風夏の薬膳春雨サラダ

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池田哲子先生

暑さでバテ気味で、お疲れが取れないで、髪に元気がなくなってきた方に。

材料

■4人分

  • 緑豆春雨 60g
  • たまねぎ 1/4個
  • セロリ 10センチぐらい
  • 豚ひき肉 200g
  • エビ 10尾ぐらい
  • 松の実 大さじ2
  • クコの実 大さじ1
  • カシューナッツ 10粒ぐらい

ソース

  • ナンプラー 大さじ2
  • レモン汁 大さじ2
  • 砂糖 小さじ1
  • 香菜 適量
  • とうがらし 1本
  • にんにく 適量
Recipe Image タイ風夏の薬膳春雨サラダ

作り方

1

【準備】
緑豆春雨は水で戻して、よく水気を切っておく。

2

たまねぎとセロリは千切りにし、エビと豚ひき肉は別々に茹でておく。

3

ソースのにんにくはみじん切りに、とうがらしは小口切りに、香菜は細切りにしておく。


4

【ソースを作る】
レモン汁に砂糖を加えて溶かして、ナンプラーを加える。

5

Recipe Image タイ風夏の薬膳春雨サラダ

4.に香菜とニンニクと唐辛子を混ぜ合わせる。

6

Recipe Image タイ風夏の薬膳春雨サラダ

お皿に緑豆春雨を盛りつけて、エビ、松の実、クコの実、カシューナッツを乗せる。


7

ソースをかけていただく。


食材の持つ働き

  • 緑豆春雨:
    体にこもった余分な熱と汚れた水をとり、暑気あたりを改善します。
  • 玉葱:
    もやもやとした胃の不快感を取り、気血の流れを良くしてくれます。
  • セロリ:
    気の流れを良くしてイライラを改善し、滞って汚れた水を尿として排泄します。
  • 豚肉:
    体に必要な気と潤いを補って体力を回復し、空咳や便秘を解消します。
  • エビ:
    胃の調整をし、足腰の冷えや食欲不振を改善し、体力をアップさせてくれます。
  • 松の実:
    体に必要な潤いを与え、肺や腸を潤わせて空咳や便秘を改善します。
    肌や髪の潤いも与えてくれます。
  • クコの実:
    血のコントロールをしている肝と、パワーの源となる腎を補って、血と潤いを与えて、目のトラブルを改善してくれます。
  • カシューナッツ:
    腎を強めて血を補い、疲労を回復します。
  • レモン:
    体にこもった熱を冷まして喉の渇きを改善したり、痰を取り除いて咳を鎮めます。
    唾液などの分泌を促進して、胃腸の働きを増進させます。
  • 香菜:
    体にこもった余分な熱と汚れた水をとりながら、上がりすぎた気を下げて、食欲不振やお腹の張りなどを改善します。
  • 唐辛子:
    冷えを改善して胃腸の調子を整えて、食欲不振やお腹の張りを改善します。
  • ニンニク:
    胃を温めながら調整し、食欲不振や下痢を改善します。

ワンポイントアドバイス

【注意点】
緑豆春雨、セロリ、香菜は、体の中にこもった余分な熱を下げてくれるので、夏の養生としては適していますが、冷え症の方が毎日大量に摂取するのは控えて下さい。
摂るときは、ニンニクなど体を温めるものを一緒に調理することで、冷えすぎを予防できるので、上手に使いましょう。

漢方ミニ知識

【檸檬(れもん)】

ミカン科のレモン Citrus limon はインドのヒマラヤ西部原産で耐寒性の最も弱い柑橘類の小高木です。イタリア、スペイン、カリフォルニア、ポルトガル、オーストラリアなどが主産地で、日本には明治初めにアメリカから導入されました。
短い刺があり、葉は卵形で鋸歯があります。花は上面が白色で裏面が赤紫色を帯びた花弁を持っています。
厚い果皮を持った果実の果肉は、果汁が豊富で酸味が強く香気があります。新鮮な成熟果皮を枸櫞皮(くえんひ)と呼び、欧米で香味、芳香、刺激剤にしたり、レモン油やペクチン原料とします。
ビタミンCが柑橘類の中で特に多く、また酸味の主成分がクエン酸で疲労物質の分解や代謝を促進するので疲労回復に役だちますが、胃酸過多の人は多食に注意する必要があります。
果汁はクエン酸やビタミンCの製造原料になり、また葉は水蒸気蒸留してオーデコロン、香水、石鹸用香料などに利用します。
非常に酸性が強く(pH2)、酸っぱい果汁を食用として利用しますが、この果汁に食後の脂質代謝に関与する成分が見出され、脂質の多い食品にレモンを添える意味づけが見直されています。(解説:二階堂 保先生)

【緑豆(りょくとう)】

マメ科のヤエナリ Vigna radiata の種子がリョクトウ(緑豆)です。ヤエナリはインド原産の1年草で縄文時代に我が国に渡来しました。八重生、青小豆の別名もあり、葉は3枚の小葉からなる複葉で、淡黄色の花が咲きます。結実して中に10~15個の種子、すなわち緑豆ができます。
日本ではほとんどのものがモヤシ原料の種子とされますが、中国では春雨の原料や甘い餡、粥、天津煎餅のような料理の材料とされています。
春雨は禅宗の精進料理である普茶料理の材料として鎌倉時代に中国から伝来した乾麺の1種です。小麦で作られる麺よりも低カロリーのインスタント食品として扱われる事が多く、緑豆のデンプンを熱湯で練った糊にデンプンと湯を加えながら練り上げて生地を作り、これを1mm位の穴から熱湯中に押し出し煮沸、水冷後に凍結させ、さらに天日乾燥して作られます。日本の春雨はジャガイモやサツマイモのデンプンを用いて作りますが、緑豆からの春雨の方がジャガイモなどからのものより強く、煮くずれしません。
成分としては食物繊維、カリウム、鉄、ビタミンB1、カルシウムなどが知られており、癌、動脈硬化、糖尿病、高血圧の予防、疲労回復、貧血の改善などに役立つとされています。また漢方薬として解熱、解毒、消炎の目的で使われます。(解説:二階堂 保先生)

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