アサリとタラの白ワイン蒸し・夏の薬膳ソース掛け

Print This Post

池田哲子先生

体がほてって重だるくて、むくみが出たり、尿の出が悪かったり、赤くて痒い湿疹が出る方に。

材料

■4人分

アサリとタラの白ワイン蒸し

  • アサリ 30個ぐらい(適量)
  • タラ 4切れ
  • にんにく 1片
  • 白ワイン 大さじ4~5
  • 塩こしょう 少々
  • オリーブオイル 適量

ソース

  • トマト 2個
  • たまねぎ 1個
  • なす 2本
  • ズッキーニ 小1本
  • きゅうり 1/2本
  • セロリ 1/2本
  • ピーマン 2個
  • パプリカ 1/2個
  • 冬瓜 30g
  • はとむぎ 10g
  • にんにく 1片
  • ローリエ 1枚
  • コンソメ 1個
  • オリーブオイル 適量
  • 白ワイン 50cc
  • 塩 適量
  • パセリ 適量
  • アスパラガス 適量

準備

  1. アサリは塩水で砂抜きをし、殻を軽く擦り洗いしておく。
  2. タラは水気を拭いて塩こしょうで下味をつけておく。
  3. にんにくは みじん切りにしておく。
  4. ソースの具材を7ミリ角ぐらいに切っておく。
Recipe Image アサリとタラの白ワイン蒸し・夏の薬膳ソース掛け

作り方

1

【ソースを作る】

フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火で炒める。

香りが出たら、玉ねぎとセロリを入れて中火で炒める。

2

全体に油が回って玉ねぎがしんなりしてきたら、ピーマンとパプリカを入れて炒める。

3

2.にトマト、ズッキーニ、きゅうり、セロリ、冬瓜、最後に なすを入れて炒め、蓋をして5~7分ほど蒸し焼きにする。


4

全体にしんなりしたら、白ワイン、コンソメ、ローリエを入れて煮込む。

5

全体が煮えたら蓋を取って、混ぜながら水分を飛ばす。

最後に塩で味を調整する。

6

【アサリとタラの白ワイン蒸しを作る】

フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火で炒め炒め、香りが出たら、タラの水気を拭き、油を熱したフライパンに入れて両面を焼く。(完全に火が通っていなくてもOK)


7

両面が焼けたら、水気を切ったアサリと白ワインを入れて蓋をして、5~7分蒸し煮にする。

8

アサリの口が開いてタラに火が通ったら、お皿に盛りつける。

9

8.に5.のソースを掛けて、みじん切りにしたパセリを乗せて、付け合わせにアスパラガスを添える。


食材の持つ働き

  • アサリ:
    体にこもった余分な熱を冷まし、滞って汚れた水を排泄して、イライラを鎮めます。
  • タラ:
    気血を補って体力を回復します。
  • ニンニク:
    胃を温めながら調整し、食欲不振や下痢を改善します。
  • トマト:
    体にこもった余分な熱を冷まし、暑さで消耗した体に必要な水分を補ってくれます。
    イライラを鎮めて胃腸の調整をし、食欲不振を改善します。
  • 玉葱:
    温めながらもやもやとした胃の不快感を取り、気血の流れを良くしてくれます。
  • ナス:
    体にこもった余分な熱を冷まし、滞って汚れた水や血をキレイに流し、むくみや胃の不快感を改善します。
  • ズッキーニ:
    体にこもった余分な熱を冷まし、暑さで消耗した体に必要な水分を補ってくれます。
    暑気あたりを改善し、尿の出を良くします。
  • キュウリ:
    体にこもった余分な熱を冷まし、滞って汚れた水を排泄して、夏バテの予防をしてくれます。
  • セロリ:
    気の流れを良くしてイライラを改善し、滞って汚れた水を尿として排泄します。
  • ピーマン:
    気の流れを良くしてイライラを改善し、胃腸の調子を整えて食欲不振を改善します。
  • 冬瓜:
    体にこもった余分な熱を冷まし、滞って汚れた水を排泄し、暑気あたりを改善し、尿の出を良くします。
  • はとむぎ:
    尿の出を良くしてむくみや食欲不振を改善します。
  • アスパラガス:
    尿の出を良くしてむくみを改善し、喉の渇きや食欲不振を改善します。

ワンポイントアドバイス

アサリ、トマト、ナス、ズッキーニ、セロリ、冬瓜は、体の中にこもった余分な熱を下げてくれるので、夏の養生としては適していますが、冷え症の方が毎日大量に摂取するのは控えて下さい。
摂るときは、ニンニクなど体を温めるものを一緒に調理することで、冷えすぎを予防できるので、上手に使いましょう。

漢方ミニ知識

【トマト(とまと)】

ナス科のトマト Solanum lycopersicum は南米原産の多年草で、メキシコからヨーロッパへわたり、はじめは毒草と思われて観賞用にされていました。後に食用となって広まり、アメリカでは「果物」か「野菜」かの論争が起こり、最高裁の判決で「野菜」に落ち着いたと言われています。日本へは江戸時代に長崎に伝わり、「唐柿」と呼ばれ観賞用とされ、昭和になってから盛んに品種育成がなされ、特に洋食文化によるケチャップの普及と共に広まりました。
生食としてのサラダ、焼きトマトの他、ピザ、ソース、カレー、シチュー、スープなどに用いられます。さらに加工食品原料としてジュース、ケチャップ、ピューレ、ソース、ドライトマトなどにも使われています。
ビタミンAや Cを多く含み、欧米や中国では身体によい食物と言われて、胃を丈夫にして消化を助け、喉の渇きを癒す野菜として、暑くて食欲がない梅雨時から夏にかけてよく食べられています。旨味成分のグルタミン酸を多く含んだ、低カロリーのアルカリ食品で浄血、脂肪消化作用が知られています。
果実の色はリコピン, カロチンで, 独特の臭いは黄色透明の精油によるものです。多量に含まれているリコピンについては抗酸化作用が知られ、がん予防の効果が指摘され注目されています。
有毒なアルカロイド成分であるトマチンが茎や葉に多く、花や未熟果などにも含まれています。またトマトの青臭さや苦みの素でもあり、トマチン含有部分を大量に摂取することによって下痢、腹痛を起こすので注意が必要です。(解説:二階堂 保先生)
>> トマトについて、さらに詳しく

【冬瓜(とうがん)】

ウリ科のトウガン Benincasa hispida は東南アジア原産の1年性草本植物で、古くから世界各地で栽培がされています。つる性の茎が長く伸びて地上を這って巻きひげを付け、全体に白色の細かい毛が見られます。
黄色の花を付け円形~楕円形の大きな果実を付ける夏野菜です。果皮は堅く、始めあった白毛は熟してくると段々に落ちて、蝋質を分泌して粉白になり霜を経たものが良いので冬瓜と言われます。また切らずに冷暗所に置けば冬まで保存できることから、冬瓜の名が付いたとも言われます。
果実は殆ど水分で特徴的な味もなく、煮物、汁の実、あんかけなどとして食べられます。茹でて乾燥した果皮は干瓢の代用に、若い葉や軟らかい蔓も炒め物などに、種子も使えます。消化が良いので胃の調子が良くない時など、病後の回復食としても適しています。
中国では薬膳料理の食材としても使われます。古くから「太りたい人は冬瓜を食べるな」と言われており、最近ではダイエットによい食材としての人気もあります。成分的には96%の水分以外にはカリウム、ビタミンC、サポニンなどが含まれています。
完熟した果実を切って取りだした種子を水洗後、陽乾させたものが生薬の冬瓜子(とうがし)で、白瓜子(はくかし)、冬瓜仁(とうがにん)とも呼ばれ、消炎、利尿、緩下、排膿などの作用があるとされ、便秘、腹痛、しみ、そばかすなどに用いられます。腫れ物、むくみ(浮腫、水腫)には煎じて飲み、痔には煎液で洗って痛みを取るのに用いられます。漢方では大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)や腸癰湯(ちょうようとう)等に配合されます。(解説:二階堂 保先生)
>> トウガンについて、さらに詳しく

【その他のミニ知識】

玉葱(たまねぎ) ・大蒜(にんにく) ・薏苡仁(よくいにん) ・アスパラガス(あすぱらがす) ・胡芹・芹菜(せろりー)

Mobile

アサリとタラの白ワイン蒸し・夏の薬膳ソース掛け
左のQRコードをご利用ください。

携帯電話でこのレシピをご覧いただけます。







漢方相談薬局・薬店店舗紹介 検索はこちらから!