
疲れに対する認識はいろいろありますが、これに尽きると思います。
疲れ=『病気の手前で体が発するSOS』
『夕方になると体がだるい』や『今日は疲れた』と口にするように、疲れというものは体に溜まります。けれど疲れは感覚的なものです。実際の体内では体の各部に酸素やエネルギーをきちんと送れていなかったり、関節に疲労物質(例えば乳酸)が溜まっている場合が多いです。これらは全て血液の流れによって体内を巡るので、言いかえれば体が疲れている状態は、体内の血液の流れが極端に悪化している状態です。また血液は体温も伝達する働きがありますので、血液の流れが悪くなれば、その部分の体温も低くなってしまいます。疲れの症状の一つである肩のこりは、血流が不足して、その部分の温度が下がり始めているサインと言えます。
体に蓄積された疲労は、病気の一因になります。そうならない為には、疲労をためない、疲れてもすぐに回復する体作りが必要です。疲れ=血流の悪化と考えるなら、体を動かして血液の流れを良くする、体を動かして熱を生じさせる事が、疲れを体にためない一番の方法です。