
体の疲れを効率よく取り去り、夏ばてを防ぐためには、一日の終わりに適切な入浴を行うことが大切です。夏は汗や皮脂で肌が汚れやすいので、お風呂に入ると体の表面はキレイしますが、その後には必ず湯船に浸かり、体の内側もキレイにしましょう。特に夏は体の内から外へ発散する季節と言われており、新陳代謝を上げて積極的に外へ出していくことを心掛けます。
湯船の水温は体温+4度がおすすめです。これは入浴していて『気持ちいい』と感じる温度です。湯船に浸かると体温がじょじょに上がっていきます。すると自律神経の副交感神経(体を休息させる神経)が刺激されて、リラックス効果が生まれます。これは自律神経にメリハリをつける上でとても重要なことです。
体温が上がると汗が出てきます。最初は体の中の余分な水分がさらさらした汗で、続いて皮脂腺が活発化して体内の老廃物や活性酸素を含んだ油汗が出てきます。毎日湯船に浸かることを心掛けることで汗もかきやすくなり、体内に不要なものを出していくことで、体の調子も上がっていきますよ。