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前回に、気の巡りと五臓の肝の働きについて述べました。

漢方では、気の巡りには肺や肝が深く関係しており
肺は気を身体のすみずみまで巡らせる部分を担い、
肝はそれを調節する部分を担っています。
肝のこの作用を指して、漢方の世界では『肝は疎泄を司る』と言います。

肝の作用には自律神経の働きが深く関わっていますが、
薬用人参には『その調子を正しく戻す』という作用があります。
ちなみに『調子』と言ったのは、
自律神経に対して、『失調する』という表現が使われるから。

薬用人参の効能の本質は、肝を養う点にあります。
肝を養う→肝が本来の調子を取り戻す→自律神経の調子を戻す
肝を養う→肝の働き(代謝)が活発になる→自律神経の働きが活発になる
という一連の流れを通して自律神経に作用します。

以前にお話ししたように
自律神経の働きは、アクセルの踏み込み加減に例えられます。
けれどアクセルが、突然にべた踏み
(これ以上は無理という段階まで踏み込むこと)できるものではないように、
肝の働きも突然に、活発になるものではありません。
常に活用される(養われる)からこそ、うまく働くようになります。

そしてこの『養う』という部分が、薬用人参の作用の本質です。
また『活用する』という部分が、養生の本質です。


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