突然ですが、12月の13日は金曜日でしたね。
13日の金曜日・・・いや、何となく気になりますから。
昨日のお話の続きですが、薬用人参と水の関わり。
漢方ではからだをすみずみまで潤す物質を津液と呼び、
肌の潤いに関わる水分も、この津液の一種といえます。
保湿力に関わるヒアルロン酸やコラーゲンなどの生体成分は
肌の奥深くに位置し、そこへ運ばれてくる水を保持します。
この水は基本的に血脈の流れによって運ばれてきます。
口から取り入れたさまざまな水分は血に取り込まれ
全身を巡り潤し、汗や尿として排出される時に、再び水に戻るという経路をたどります。
漢方では水の代謝を司るのは五臓の肺と腎。
腎は排泄系によってからだの水分量を調節し
肺は体内の水分を全身に巡らせます。
薬用人参は五臓の中でも特に肺と碑に作用すると考えられており、
この場合、分泌代謝を促すのに加えて
生理的水分不足を是正する(水分不足の部分に水分を供給する)
働きをもつと考えられます。
体内の水は実際には外部からの摂取だけではなく
内部の生合成によっても生み出されます。
この水は代謝水と呼ばれ、エネルギー代謝の副産物とされています。
そして最近には、この代謝水の活用が
水分の絶対量を増やす方法として注目され
肌の潤いを取り戻すなどの目的で活用されています。
ちなみに漢方では、この部分を司るのは腎の役目です。
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更新日: 2013/12/18 |