近頃、桜の香りが漂いだしようやく桜の季節になって来ました。
桜は葉を桜餅(オオシマザクラ)にしたり、実をさくらんぼ(西洋の原種の桜)で食べたりします。
そして、樹皮は薬用になり桜皮といいます。
もともとボクソク(くぬぎの樹皮)の代用品として華岡青洲が使い出したとされ、
排膿や解毒などの効能があるとされています。
民間的にも、蕁麻疹や腫れ物に用いられてきました。
桜皮を用いる代表的な処方に十味敗毒散があります。
その名の通り十の薬味の組み合わせで体表の毒を中和あるいは排泄させる薬方で
、皮膚疾患に広く応用されます。
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更新日: 2014/03/28 |