肩こり 筋肉痛 疲れ目 重だるさ 肌荒れ 口内炎
身体に現れる疲れのサインは実にさまざまです。
個人の身体のできによっても違いますし、ライフスタイルにも影響され、
疲れを訴えるからだの箇所も人それぞれでしょう。
実際は、筋肉に現れる場合もあれば、肌に現れたり、眼に現れるケースもある。
ただ共通しているのは、疲れが身体の外側から現れるという点です。
身体の外側に現れるからこそ、外から揉んだり、ほぐしたり、
あるいは温めたりすることで、疲れは効率よく解消されるわけです。
集中力が時間の経過と共に右肩下がりに低下していくように、
からだの外側が精を出し続け、次第に出が悪くなっていくのが疲れです。
そしてそういう疲れは、漢方では気の流れととても縁深い。
病は気からといいますが、疲れも同じく『疲れは気から』です。

体力が… 意欲や精力が… 血圧が… 食欲が… 足腰が… 体温が…
疲れと同様に、老いの現れ方も実にさまざまです。
ただ共通するのは、老いがからだの内側から現れるという点。
からだの内側にあるのは五臓六腑とよばれる内臓ですが、
そのさらに内側にあるのは血液の流れ。
多くの老いの不調は、最後は血液の衰えに突き当たります。
逆に言えば若老の一つの境界は、血液の栄枯盛衰にあるということです。
以上のように、疲れと老化はその本質が異なります。
ですからそれぞれに適した改善ケアを行っていくことが大切です。