精を出す事と精をつける事。日々の健康は之の繰り返し。
心身のサスペンションとしての役割を果たす「肝」。
その肝の働きの中心にあるのは、柔軟さです。
身体の柔軟さだけでなく、心神の柔軟さも支えるというのが、なんとも漢方的です。
柔軟さが失われた心身は、いわばガチガチの強張った状態にあります。
心神がガチガチだと、精神が不安定になりやすかったり、
高ぶりや抑うつが起きやすくなり、身体がガチガチだと、
筋肉は硬くて痙攣しやすく、関節も曲がりにくい。
自動車でいえば、サスペンションの
バネ弾みやダンパーの油圧が利かない、とてもピーキー(挙動が不安定)な状態です。
サスペンションとしての柔軟さ、すなわち肝の柔軟さを支えるのが肝血。
まさしくダンパーの油液そのものですから、
肝にとっての肝血は生命線、文字通り「肝のキモ」となるわけです。

心身のサスペンションとしての役割を果たす「肝」。
その肝の働きの中心にあるのは、柔軟さです。
身体の柔軟さだけでなく、心神の柔軟さも支えるというのが、なんとも漢方的です。
柔軟さが失われた心身は、いわばガチガチの強張った状態にあります。
心神がガチガチだと、精神が不安定になりやすかったり、
高ぶりや抑うつが起きやすくなり、身体がガチガチだと、
筋肉は硬くて痙攣しやすく、関節も曲がりにくい。
自動車でいえば、サスペンションの
バネ弾みやダンパーの油圧が利かない、とてもピーキー(挙動が不安定)な状態です。
サスペンションとしての柔軟さ、すなわち肝の柔軟さを支えるのが肝血。
まさしくダンパーの油液そのものですから、
肝にとっての肝血は生命線、文字通り「肝のキモ」となるわけです。

そして肝血といえどもやはり血ですから、
そこは巡らなければ働きが十分に発揮されません。
肝の特徴の「柔軟さ」を発揮するのは肝血ですが、その働きを維持するには、
肝血もまた巡らなければならないというわけです。
ちなみに肝は五臓六腑の中で、一番たくさんの血液を必要とする臓器です。
逆にいえば、血液不足で制限されやすいのも、また肝。
そういう点から漢方では肝の働きの良悪を通して、
全身の血液状態を把握していくこともしばしば。
そんな血液の映し身としての肝は、まさしくかんじんかなめというわけです。
そこは巡らなければ働きが十分に発揮されません。
肝の特徴の「柔軟さ」を発揮するのは肝血ですが、その働きを維持するには、
肝血もまた巡らなければならないというわけです。
ちなみに肝は五臓六腑の中で、一番たくさんの血液を必要とする臓器です。
逆にいえば、血液不足で制限されやすいのも、また肝。
そういう点から漢方では肝の働きの良悪を通して、
全身の血液状態を把握していくこともしばしば。
そんな血液の映し身としての肝は、まさしくかんじんかなめというわけです。