前回に引き続き、秋に重きをおく肺について。
しばしば、肌は内臓を写す鏡 といわれますが、
漢方では、「肺は百脈を朝じる」という表現があります。
百脈とはからだに通じるすべての血脈のこと、朝じるとは集めるという意味です。
からだの血脈が集まる肺には、
その脈を通じて、からだの良いものだけでなく、悪いものも集まります。
からだにとって良いものは、内臓の働きを高めてくれますが、
その逆に悪いものは、内臓の働きを弱らせてしまいます。

しばしば、肌は内臓を写す鏡 といわれますが、
漢方では、「肺は百脈を朝じる」という表現があります。
百脈とはからだに通じるすべての血脈のこと、朝じるとは集めるという意味です。
からだの血脈が集まる肺には、
その脈を通じて、からだの良いものだけでなく、悪いものも集まります。
からだにとって良いものは、内臓の働きを高めてくれますが、
その逆に悪いものは、内臓の働きを弱らせてしまいます。

前回も述べた通り、肺は悪いものが外部から侵入するのを防ぐ役割をもちますが、
日々の生活を通じて、からだの内部に悪いものが増えてしまうと
それはやがて肺に集まり、その働きを弱ませたり、乱したりを繰り返します。
(多様化した食生活や生活習慣を過ごす私たちは、このリスクと常に隣合せです。)
不幸なことに、そういう兆候は、肌にかかる刺激(寒さや乾燥、アレルギー物質など)が
強くなるほど、それに反発するかのように顕著に現れてしまいます。
秋は肺に重きをおく季節ではありますが、
それは単純に「肺の働きを高めよう」ということではありません。
肌が荒れる。
せきやぜんそく、鼻水が続く。
かぜを引きやすくなる。
そういった肺の異常は、肺の弱さだけでなく、
それ以外のからだ全体の不調によっても現れやすくなります。
肺に重きをおくとは本来、
肺の異常を通じて、からだ全体の不調を見直しましょう、
からだ全体を整えて、肺の働きを高めていきましょう、
と言及しているのだと思います。
日々の生活を通じて、からだの内部に悪いものが増えてしまうと
それはやがて肺に集まり、その働きを弱ませたり、乱したりを繰り返します。
(多様化した食生活や生活習慣を過ごす私たちは、このリスクと常に隣合せです。)
不幸なことに、そういう兆候は、肌にかかる刺激(寒さや乾燥、アレルギー物質など)が
強くなるほど、それに反発するかのように顕著に現れてしまいます。
秋は肺に重きをおく季節ではありますが、
それは単純に「肺の働きを高めよう」ということではありません。
肌が荒れる。
せきやぜんそく、鼻水が続く。
かぜを引きやすくなる。
そういった肺の異常は、肺の弱さだけでなく、
それ以外のからだ全体の不調によっても現れやすくなります。
肺に重きをおくとは本来、
肺の異常を通じて、からだ全体の不調を見直しましょう、
からだ全体を整えて、肺の働きを高めていきましょう、
と言及しているのだと思います。