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人の体は様々な性質、色々な物質の存在を通じて、バランスを保っています。
同じバランスでも、単独(=1個)の存在で保たれる関係よりも、
複数(=例えば100個)の存在で保たれる関係の方が、安定は得やすくなります。

一点の存在だけでバランスを保つ関係は、
その一点が正常である限り、バランスは保たれるという長所がある反面、
その一点に不具合が生じると、途端にバランスが崩壊するという短所を持ちます。
いわば、針の上でバランスを取る、とてもリスキーな関係です。

一方で、100個の存在でバランスを保つ関係は
1個の存在に不具合が生じても、残り99個でバランスを取れば良いので、
バランスが崩れにくいという長所がある反面、
一旦崩れたバランスは、1個、2個の不具合を改善しても整いにくいという短所を持ちます。
(=最悪の場合、過半数の51個にアプローチを行わないと、バランスは正常に回復しません)

1個の存在で支えるバランスと、100個の存在で支えるバランス。
同じ1個の存在でも、与える影響の大きさは、単純に考えれば100倍も違う訳です。
逆に考えると、100個の存在で支えるバランスには、
個々の影響・不具合が緩和される状態、ある種の曖昧さが存在しています。

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人の体は、ただ1個の存在だけでバランスを取っている訳ではありません。
自律神経系や内分泌系を整えても、それでバランス全体が整うという訳でもありません。
けれど一方で自律神経系や内分泌系も、
ただ1個の存在だけでバランスを取っている訳ではありません。
わかりやすく言うと、人のバランス全体が複数(例えば100個)の要素で成り立つ場合、
自律神経系や内分泌系もその一つには過ぎず、
けれどその自律神経系のバランスもまた、
複数(例えば100個)の要素で成り立つならば、
人のバランスは都合、100×100=10,000個の存在で成り立つ訳です。

「10,000個の存在でバランスを保つ」と言えば、凄く複雑に感じます。
けれど、「10,000個の存在で保つ存在は、ただ一つのバランス
と見ると、凄く単純に感じます。

10,000個の存在を1個に束ねると、やるべき事はその1個に限られます。
抽象的な話に聞こえると思いますが、複数の生薬を一つの漢方薬に集約させ、
処方として成立させることには、そういう意図・作用があるのでは?
と感じずにはいられません。


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