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長い緊張を強いられる。
気を使い過ぎて、精神的に参った(疲弊した)。
忙しすぎて、気が回らない。

気を使い過ぎたということは、気が足りなくなる訳だから、
気を補給すれば良いのでは?と思うかもしれません。

半分正解で、半分誤り。一口に「気」といっても、
体を動かしたり、積極的な活動で消えていくのは「表側」の気。
それに対して、気を揉んだり、精神面に活動で消えていくのは「裏側」の気。
心と体は繋がっていると言われますが、
それは「表側と裏側の気がお互いに通じ合う様」を物語っています。
ですから、体が疲れての精神的な充足感は、
①表の気が消費される②それを補う最中に、裏の気が盛んになったことの現れ
なのに対して、体が疲れての精神的な疲弊は
①表の気が消費される②それを補う最中に、裏の気も尽きてしまうことの現れです。
表の気・裏の気から考慮すると、空元気の大切さも何となく理解できると思います。

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そして、「精神的に気を使い過ぎた」とは、
表の気が消費されないにも関わらず、裏の気だけが盛んになり、過剰に消費されていく
という、一見して不自然で、異常な状態によるものです。
裏の気は表の気を陰から支える一方で、
消耗したからとすぐに補うことができません。
逆に言えば、気を使い過ぎ、心を砕くというのは、それだけ特殊な場合とも言えるわけです。
ちなみにそういう場合は、表の気を裏の気に還元することで対処します。

表の気は、言葉を変えれば体の外に出て行く気のこと。
それは漢方で言うところの、消費や排出、代謝、分泌に関わる「陽」の気を指します。
対して裏の気は、体の内を満たす気のこと。
それは漢方で言うところの、貯蔵や吸収、栄養、内分泌に関わる「陰」の気を指します。
気を使い過ぎた後に服んでおきたい漢方薬とは即ち、
表の気を裏の気に還元して、この「陰」の気を補う漢方薬を意味します。
それには例えば、四君子湯や帰脾湯、天王補心丹、、柴胡桂枝乾姜湯、
あるいは四物湯や十全大補湯などに一服の価値があります。



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