約1年前、仕事で忙しくしていたころ、急に左の腰から大腿(だいたい)部に
かけて痛みが出ました。整形外科で受診したところヘルニアと診断。けん引
治療と痛み止め、湿布薬で治療を開始し、数日間は良かったのですが、徐
々に痛みがひどくなったので来局されました。

本人の体格は中肉中背、二便(大小便)に異常はなく食欲もあります。体
を動かしたときに左の腰から左大腿部、場合によっては左の足先まで痛み
が出て、しびれ感や、だるさもあるとのこと。入浴時などで温めると,一時的に
痛みがやむそうです。
疲労の蓄積による神経痛に使う桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)を煎
じ薬で服用しながら、1日1万歩を目標に歩くことを心掛けて,続けると、1
カ月後には、漢方薬を服用する前よりは、痛みやしびれが改善しましたが、ま
だ深部に痛みが残る感じがするとのことでした。
慢性的な体力の低下、冷えや湿を帯びた状態のときなどに使う独活寄生湯
(どっかつきせいとう)に変えて、体力を付けながら神経痛を緩和するようにし
ました。すると痛みはほぼなくなり、左腰を気にすることもなくなりました。
このように、ヘルニアでも、手術の適応以外でのケースでは適方の漢方
薬を使うことで、痛みがなくなります。
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