乳児のころから、顔面特に頬部と額に炎症がおこり、乾燥・紅班の混合した
皮膚状態になっていた。また耳朶も切れて、浸出液が常にでている。
皮膚科で、ステロイドをもらうも、徐々にランクの高いものへ薬が変わるので
不安になり、漢方薬での効果を希望される。
皮膚状態は、顔面頬を中心に、皮膚の紅班と乾燥、落屑がみられ、耳
たぶが切れて、傷状になり、黄色い浸出液が付着している。
幼児ながら、小麦・牛乳・大豆などの食事性アレルギーがなく、乾燥
と炎症が軽く混在しているので、小児アレルギー漢方薬の基本である

柴胡清肝散(さいこさいかんさん)を散薬で1日2回食前に、また
浸出液のある部分には、5%のモクタール軟膏を塗布して、他の
場所はタイツ軟膏を毎日2回ぬってもらう。
すると、2週間の服用と、塗布で耳朶の浸出液はとまり、患部が乾燥した。
続けること、3ケ月ほどで、耳はもちろん顔面の炎症・紅班も全く、めだだ
なくなる。
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小児は、特段内服薬は必要はないことが、多いのですが、やはり内服・外用
を併用すると、効果のほどは早いようです。
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