以前から、疲れるとと尿が近くなる傾向がありました。
2年前、雨に濡れて、体を冷やし、風邪をひいてからは、排尿時に下腹部に
不快感を伴うようになり、受診してみてもらうと、特段異常はないといわれ、
そのまま様子を見ていました。しかし、疲れたり、風邪を引いた後などに、
排尿時の痛みや頻尿がよく起こるようになり、最近では月の半分くらい。
特に生理前後には必ずそういった症状に悩まされるようになった。
本人の体格は、小柄・肥満体。やや便秘気味。生理周期は正常で、軽い
生理痛が毎回ある。
現在の自覚症状は

1)下腹部がいつも張ったような不快感。
2)尿回数は1日10回、夜間尿は3,4回
3)排尿時にには鈍痛があり、その後はしばらく
下腹部が圧迫された 様になる。
初めは、利水清熱作用のある猪苓湯(ちょれいとう)を煎じ薬で服用。2週
間で変わりがなく、1ヶ月たっても少し良い程度で、大きな変化がありませんで
した。
次に胃腸の弱いタイプの膀胱炎につかう清心蓮子飲(せいしんれんしいん)
に変えてんみたが、効果がなく。こじれたタイプの泌尿器疾患に使う薛氏竜
胆写肝湯を煎じ薬で、すると10日ほどで症状が8割程度改善されました。
さらに、体質改善の目的で、一貫堂竜胆写肝湯に変えて飲み続けました。
半年ほどで、尿意の過敏がなくなり、廃薬しました。
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効果が出ないときには、何回も処方を変えることで改善したケースです。
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