3年前に帯状疱疹後神経痛にて、治療した後から、顔面に酒査様皮膚炎を
起こすようになった80歳の主婦。

顔面に(頬部)赤黒い肝斑状の皮膚炎がでて治らず、一時皮膚科にて
酒査様皮膚炎の診断をうけ、治療をしていたが、現在は治療していない。
身体がむくみやすく、冷え症で冬には必ずしもやけで悩む。
以上の状態から内服の煎じ薬には
顔面の皮膚炎には黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
冷え・むくみに当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
顔面に中黄膏(ちゅうおうこう)を塗布してみた。
3ヶ月の服用と塗布で、ほぼ正常になり、現在はしもやけ
予防にて当帰四逆加ゴシュユ・生姜湯を服用している。


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高齢者のめずらしい皮膚炎です。帯状疱疹にて、かなりのステロイド剤を使用
したものを考えられます
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